ちくま新書 --
山村修 /著   -- 筑摩書房 -- 2006.7 -- 18cm -- 231p

資料詳細

タイトル 〈狐〉が選んだ入門書
シリーズ名 ちくま新書
著者名等 山村修 /著  
出版 筑摩書房 2006.7
大きさ等 18cm 231p
分類 019
件名 書評
注記 文献あり
著者紹介 1950年東京生まれ。慶応義塾大学文学部卒。都内私立大学図書館司書を経て、現在は随筆家。著書に「禁煙の愉しみ」「気晴らしの発見」「遅読のすすめ」のほか、〈狐〉のペンネームで「狐の書評」「野蛮な図書目録」「狐の読書快然」「水曜日は狐の書評」がある。
内容紹介 その本そのものに、すでにひとつの文章世界が自律的に開かれている入門書こそ、究極の読物である。匿名の書評家〈狐〉が初めて覆面を取り、各分野から選んだ25冊をめぐって読書の愉しみを説く。
要旨 目的をもった読書にとって、よい入門書を選ぶという作業は欠かせない。それはわかりやすい見取り図を示し、適切なチェックポイントを教えてくれるからである。ところが、世間には入門書が溢れかえっており、その時の自分の関心やレベルにあったものを選ぶのは実はとても難しい。その結果、迷路に入り込んでしまって、膨大な無駄を重ねることになりやすい。では、どうすればよい入門書を選ぶことができるのだろうか。そもそも、よい入門書とは何か。広くて深い入門書の世界を解き明かす異色の読書論。
目次 第1章 言葉の居ずまい(国語辞典に「黄金」を掘りあてる―武藤康史『国語辞典の名語釈』;敬語は日本語の肝どころ―菊地康人『敬語』 ほか);第2章 古典文芸の道しるべ(社会人に語りかける古典入門―藤井貞和『古典の読み方』;古歌を読む分析的知性の強力さ―萩原朔太郎選評『恋愛名歌集』 ほか);第3章 歴史への着地(歴史への抑えに抑えた怒り―エルンスト・H・ゴンブリッチ『若い読者のための世界史』;歴史的想像力の剣さばき―岡田英弘『世界史の誕生 モンゴルの発展と伝統』 ほか);第4章 思想史の組み立て(世相の向こうに「近代」の醜怪をあばく―金子光晴『絶望の精神史』;考えるべきことを考えよという指針―田川建三『キリスト教思想への招待』 ほか);第5章 美術のインパルス(たっぷりとゆたかな「小著」―武者小路穣『改訂増補 日本美術史』;江戸絵画の見かたをかえる異色の水先案内―辻惟雄『奇想の系譜』 ほか)
ISBN(13)、ISBN    4-480-06304-8
書誌番号 1106048246
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1106048246

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所蔵館 所蔵場所 別置 請求記号 資料区分 状態 取扱 資料コード
中央 書庫 019/491 一般書 利用可 - 2036717125 iLisvirtual