中公叢書 --
山折哲雄 /著   -- 中央公論新社 -- 2006.8 -- 20cm -- 220p

資料詳細

タイトル 「歌」の精神史
シリーズ名 中公叢書
著者名等 山折哲雄 /著  
出版 中央公論新社 2006.8
大きさ等 20cm 220p
分類 911.02
件名 詩歌-歴史
著者紹介 1931年生まれ。東北大学文学部卒、同大学院文学研究科博士課程単位取得退学。国立歴史民俗博物館教授、京都造形芸術大学大学院長、国際日本文化研究センター所長などを歴任。専攻は宗教学・思想史。
内容紹介 叙情とは、万葉以来の生命のリズムであり、魂の躍動を促し、日常の言葉を詩の形に結晶させる泉。それが危機に瀕しているのは、歌の調べが衰弱し、その固有のリズムを喪失しているからだ。叙情の復権を説く力作論考。
要旨 いま、叙情が危ない。われわれのこころの世界が乾き上がり、砂漠化しているのではないか。叙情を受け容れる器が損傷し、水漏れをおこしているからではないか。叙情とは、万葉以来の生命のリズムのことだ。魂の躍動をうながし、日常の言葉を詩の形に結晶させる泉のことだ。それが枯渇し危機に瀕しているのは、時代が平板な散文世界に埋没してしまっているからである。歌の調べが衰弱し、その固有のリズムを喪失しているからだ。いまこそ、「歌」の精神を取り戻すときではないか。
目次 空を飛ばなくなった歌―美空ひばりと尾崎豊;「短歌的抒情」の否定と救済―小野十三郎と折口信夫;『サラダ記念日』の衝撃―斎藤美奈子と富岡多惠子;浪花節と演歌―朝倉喬司と春野百合子;『平家物語』の無常観―小林秀雄、唐木順三、石母田正;吉川英治と『平家物語』;挽歌の伝統と「北の螢」―古賀政男と阿久悠;西行と啄木のざわめく魂;道元と白楽天;親鸞の「和讃」;親鸞和讃と今様歌謡;瞽女唄と盲僧琵琶―小林ハルと永田法順;西條八十と北原白秋―日本的叙情
ISBN(13)、ISBN    4-12-003760-6
書誌番号 1106056745

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所蔵館 所蔵場所 別置 請求記号 資料区分 状態 取扱 資料コード
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保土ケ谷 公開 Map 911 一般書 利用可 - 2037252851 iLisvirtual