戦後美術事件史 -- 講談社現代新書 --
大島一洋 /著   -- 講談社 -- 2006.8 -- 18cm -- 278p

資料詳細

タイトル 芸術とスキャンダルの間
副書名 戦後美術事件史
シリーズ名 講談社現代新書
著者名等 大島一洋 /著  
出版 講談社 2006.8
大きさ等 18cm 278p
分類 702.06
件名 美術-歴史-現代
注記 文献あり 年表あり
著者紹介 1943年岐阜県生まれ。早稲田大学第一文学部卒。大和書房を経て、平凡出版に中途入社。「週刊平凡」「平凡パンチ」「ダカーポ」「鳩よ!」などの雑誌および書籍編集にたずさわる。現在はフリー編集者&ライター。
内容紹介 日本の画壇、美術界には魑魅魍魎が跋扈する。騙す方が悪いのか、贋作をつかまされた方がバカなのか。盗まれた名画の運命とは…。作者、画商、鑑定家の折りなす数奇な人間模様を解明する。
要旨 芸術の世界では、常に「聖」と「俗」が絡み合う。素晴らしい作品として認められていたものが、「俗」というスキャンダルに巻き込まれるときがある。「聖」なるものであるがゆえに、贋作、盗作、盗難という「俗」の対象になりやすいのである。たとえば、贋作事件を調べていると、なぜか、贋作者は「これは俺が贋作したものだ」という印をどこかに残す。これは贋作者のいたずらというより矜持であろう。バレることを承知して作っているのである(本文より)。事件になったがゆえに、世に現われた美術作品の記録。
目次 第1部 贋作編(天才詐欺師・滝川太郎―なぜ、見抜けなかったのか;ルグロにだまされた国立西洋美術館―国際的手配師の暗躍;謎の佐伯祐三現わる―なぜ突然、大量に出てきたのか;永仁の壷という捏造―陶芸界最大のスキャンダル;佐野乾山騒動―まっぷたつに分かれた真贋の行方;北大路魯山人の怪―素人は手を出すなの教訓;三越事件と古代ペルシア秘宝展―業績挽回策が裏目に;贋作を擁護した奈良博―ガンダーラ仏をめぐる官民対立;棟方志功には、なぜニセモノが多いのか―公になった四つの事件);第2部 盗難・裁判編(名画盗難と三億円強奪事件―日仏をまたにかけた国際窃盗グループ;ロートレックの「マルセル」盗まる―時効の壁にはばまれた解明;昭和天皇コラージュ版画問題―右翼にひるんだ美術館;模型千円札裁判―ニセ札か芸術か;パロディに著作権の壁―白川・アマノ裁判のもたらしたもの)
ISBN(13)、ISBN    4-06-149854-1
書誌番号 1106058584

所蔵

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所蔵館 所蔵場所 別置 請求記号 資料区分 状態 取扱 資料コード
保土ケ谷 公開 Map 702 一般書 利用可 - 2037306510 iLisvirtual
磯子 公開 Map 702 一般書 利用可 - 2037334475 iLisvirtual
公開 Map 702 一般書 利用可 - 2037429123 iLisvirtual