「欲望の色」をめぐる帝国と密偵と大航海の物語 --
エイミー・B.グリーンフィールド /著, 佐藤桂 /訳   -- 早川書房 -- 2006.10 -- 20cm -- 390p

資料詳細

タイトル 完璧な赤
副書名 「欲望の色」をめぐる帝国と密偵と大航海の物語
著者名等 エイミー・B.グリーンフィールド /著, 佐藤桂 /訳  
出版 早川書房 2006.10
大きさ等 20cm 390p
分類 753.8
件名 染色-歴史
注記 A perfect red./の翻訳
注記 文献あり 索引あり
著者紹介 【グリーンフィールド】フィラデルフィア生まれ。オックスフォード大学でルネッサンス期のヨーロッパ、スペイン帝国、植民地時代のラテン・アメリカについて学んだ。本書は、全米ペンクラブのノンフィクション部門最優秀新人賞受賞、2005年のワシントン・ポスト・ベスト・ブック。
内容紹介 16世紀のヨーロッパを狂爛に陥れた魅惑の真紅、「完璧な赤」。この色を生む唯一の染料を求めて人々は出帆し、時代は争乱と謀略の渦へと動き始めた…。壮大な歴史ロマン・ノンフィクション。
要旨 1519年、新大陸の地に降り立ったスペインの征服者たちは、市場を埋め尽くす鮮やかな赤に目を奪われた。光り輝く色彩はまさに生命の炎であり、魂を揺さぶる情熱の色。これこそヨーロッパの人々が、そして彼らの王が権威の象徴として求めた完璧な赤だった。この色をヨーロッパに持ちこめば巨額の利益を生む―スペイン人たちは製法から原料・産地にいたるまでを国家機密とし、完全なる秘密主義を貫いた。そのため18世紀まで原料の正体すら明らかにならず、イギリス、オランダ、フランスなど各国は躍起になってスペインの輸送船団を襲撃させ、新大陸にスパイを放った。市民のなかには正体をめぐって全財産を賭けた大博打に出る者まで現われた。はたしてその正体は、植物の根?種?花?それとも動物の糞か、虫か?国家も民衆も翻弄し、ヨーロッパ全土を競争へと駆り立てたその染料の名はグラナ。現在ではコチニールとして知られ、身近な食品や自然派化粧品などに使われている。大航海時代から現代まで脈々と受け継がれてきた新大陸の秘宝をめぐる息もつかせぬ歴史ロマン・ノンフィクション。
ISBN(13)、ISBN    4-15-208770-6
書誌番号 1106072084

所蔵

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所蔵館 所蔵場所 別置 請求記号 資料区分 状態 取扱 資料コード
磯子 公開 Map 753 一般書 利用可 - 2037668314 iLisvirtual
公開 Map 753 一般書 利用可 - 2037593659 iLisvirtual