秘められた『明暗』の謎をとく --
熊倉千之 /著   -- 筑摩書房 -- 2006.10 -- 20cm -- 318p

資料詳細

タイトル 漱石のたくらみ
副書名 秘められた『明暗』の謎をとく
著者名等 熊倉千之 /著  
出版 筑摩書房 2006.10
大きさ等 20cm 318p
分類 913.6
注記 文献あり
著者紹介 1936年生まれ。サンフランシスコ州立大学卒。ミシガン大学、サンフランシスコ州立大学などで日本語・日本文学を教える。88年帰国後、東京家政学院大学、金城学院大学教授を歴任。現在はフリーの研究者。
内容紹介 「明暗」最終解決。小説『明暗』が「暗」から「明」に至る二階建構造であることの発見から、未完部分を40回分と特定し、克明な描写の陰に巧みに織り込まれた数々の謎に迫る文学ミステリー。
要旨 平凡な市井の夫婦の「こころ」に生じた一筋の裂け目―克明な描写の陰に巧みに織り込まれた漱石文学の秘密とは。
目次 1 『明暗』の造形―漱石の愛した数字「二十八」(創作の偶然と必然;「失われた“愛”」の道標);2 導入部(一‐四十)―漱石のたくらみ(秘された鍵の束)(『明暗』の主題―まことの愛、「純白な“こゝろ”」へ;『明暗』のブロック建築―八百五十倍の鏡の底に映ったもの ほか);3 前半:展開部(四十一‐百十四)―対話による問題解決法(天井凝視と観劇と(四十一‐四十八);岡本家の人々 ほか);4 後半:「暗」から「明」へ(百十五‐二百二十八)―純白な“こゝろ”への回帰(絶筆部分まで(百十五‐百八十八);小林の診断(百十六‐百二十二) ほか);5 「一切を脱ぎ棄てる」小説としての『明暗』(『明暗』と小説言語の問題;作者の声介入 ほか)
ISBN(13)、ISBN    4-480-82358-1
書誌番号 1106076023
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1106076023

所蔵

所蔵は 1 件です。現在の予約件数は 0 件です。

所蔵館 所蔵場所 別置 請求記号 資料区分 状態 取扱 資料コード
中央 書庫 913.6/31975 一般書 利用可 - 2037623795 iLisvirtual