歴史語りの自己言及性を超え出て --
深沢徹 /著   -- 森話社 -- 2006.11 -- 22cm -- 371p

資料詳細

タイトル 『愚管抄』の〈ウソ〉と〈マコト〉
副書名 歴史語りの自己言及性を超え出て
著者名等 深沢徹 /著  
出版 森話社 2006.11
大きさ等 22cm 371p
分類 210.3
注記 索引あり
著者紹介 1953年神奈川県生まれ。立教大学大学院修士課程修了。現在、桃山学院大学社会学部教授。平安・院政期文学専攻。
内容紹介 「愚管抄」はどのように「虚」を構えることによって、現実の歴史を超え出て、あるべき未来の歴史のビジョンを打ち出すことができたのか。多分に「虚構」を交えたその「主体」のあり方と「叙述」のメカニズムを解明。
要旨 『愚管抄』はどのように「虚」を構えることによって、現実の歴史を超え出て、あるべき未来の歴史のビジョンを打ち出すことができたのか。多分に「虚構」をまじえた、その「主体」のあり方と「叙述」のメカニズムを解明する。
目次 プロローグ 『愚管抄』論に向けての二つの助走(作為篇 偽書の青春―九条家に見る草創期の「家」の文化戦略;自然篇 狐がくれた「鎌」の話―藤原摂関家の女たちによる鎌足神話の創出);第1部 その二つの形式をめぐって(時間論 天下を淳素に反すべし!―『愚管抄』に見る転換期のロマンティーク;言説論 歴史の外部に立つこと―『愚管抄』における「一人称」表現の可能性);第2部 その三つの主題をめぐって(文武兼行論 ハカラヒの政治学―変転する「道理」と兵学リアリズム;女人入眼論 女は世界を救えるか―『愚管抄』に見る慈円の「女性嫌悪」;二神約諾論 「未来騙り」のテキスト―『愚管抄』のウソとマコト);第3部 同時代テキストとの比較二題(法然論 「おわり」と「はじまり」の意識―『愚管抄』に見る“とき”の相克;長明論 「安元の大火」に見る隠れた争点―「意味付け」の拒否、もしくはその多様化へ向けて);エピローグ 表題の意図をめぐって(自己言及論 歴史を「書く」とはどういうことか―歴史叙述の“ウソ”と“マコト”)
ISBN(13)、ISBN    4-916087-69-0
書誌番号 1106080494
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1106080494

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中央 書庫 210.3/1931 一般書 利用可 - 2037709584 iLisvirtual