新しい古代像をもとめて -- 中公新書 --
工藤隆 /著   -- 中央公論新社 -- 2006.12 -- 18cm -- 293p

資料詳細

タイトル 古事記の起源
副書名 新しい古代像をもとめて
シリーズ名 中公新書
著者名等 工藤隆 /著  
出版 中央公論新社 2006.12
大きさ等 18cm 293p
分類 210.3
著者紹介 1942年栃木県生まれ。東京大学経済学部卒。早稲田大学文学研究科大学院前期課程卒。同博士課程単位取得退学。現在、大東文化大学文学部日本文学科教員。専攻:日本古代文学・文化人類学。
内容紹介 今なお残る中国長江流域の少数民族文化を調査し、神話の成立過程のモデルを大胆に構築。イザナミやヤマトタケルの死、スサノオの伝承、黄泉の国神話、糞尿譚などを古事記の深層から読み直す。
要旨 古事記は、八世紀に編纂された日本最古の書物のひとつである。しかし古事記は突然出現したのではない。縄文・弥生期から連綿と続く、無文字時代の神話がその源にあった。著者は、無文字文化の「生きている神話」「生きている歌垣」が今なお残る中国長江流域の少数民族文化を調査し、神話の成立過程のモデルを大胆に構築。イザナミやヤマトタケルの死、スサノオ伝承、黄泉の国神話、糞尿譚などを古事記の深層から読み直す。
目次 序論 古事記研究の現在(古事記の四つの顔;生きている神話;古事記神話の古層・新層・中間層;昔話と原型的な神話の違い;リアリティーある「古代」像を目指して);第1部 古事記をどう読むか(古事記はどのように研究されてきたか;原型生存型民族の口誦表現モデルで読む);第2部 古事記を読み解く(臣安万侶言す(「記序」)―激変の時代が突出させた復古精神;天地初めて発けし時―無文字の古層と文字の新層の交錯;イザナミの死―排泄物利用の技術革新;黄泉の国神話―死と折り合いをつける;スサノオ神話―分析を拒絶する混沌;ヤマトタケルの死―古層の死生観で読み直す;サホヒコ・サホヒメ―民族サバイバルから恋愛へ;志毘臣と袁祁命の歌垣―歌垣と政治の交錯;古事記と日本)
ISBN(13)、ISBN    4-12-101878-8
書誌番号 1106090897

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