PHP新書 --
高橋敏夫 /著   -- PHP研究所 -- 2007.1 -- 18cm -- 229p

資料詳細

タイトル 藤沢周平という生き方
シリーズ名 PHP新書
著者名等 高橋敏夫 /著  
出版 PHP研究所 2007.1
大きさ等 18cm 229p
分類 910.268
個人件名 藤沢周平
著者紹介 1952年香川県生まれ。早稲田大学文学部卒、同大学大学院文学研究科博士課程修了。現在、同大学文学部・大学院教授。文芸評論家。専門は近現代日本文学。
内容紹介 没後10年、心が鬱々として晴れない時代がゆえに読み継がれる藤沢周平。彼が遺した「人間観」とは一体何だったのか。新たに発見されたデビュー前の諸作品から、長編小説への跳躍の軌跡を語る。
要旨 人間関係の悩み、将来の不安、現状への不満…。表に出せずためこんだ負の感情を、人としずかに感じあい、うけいれ、いま一度むきあう。「鬱屈の交感」こそ藤沢周平から読者への贈り物だった。人は喜びや楽しみ以上に、苦しみや悲しみでつながらねばならぬ。「ハッピーエンドが書けなかった」と語る独特の人間観は、つらくても生きようとする、ほの明るい意志を登場人物に吹きこんだ。没後10年、心が鬱々として晴れない時代がゆえに読み継がれる藤沢周平。新たに発見されたデビュー前の諸作品から長編への跳躍の軌跡を語る。
目次 交感 苦しみと悲しみの交感―藤沢周平という生き方;鬱屈 鬱屈からはじまった―書くことと鬱屈との関係;助走 さまざまな可能性にむかって―発見された十四作品をたしかめる;跳躍 かならず人は跳躍のときをむかえる―八年の歳月の、さらなる鬱屈がそうさせた;出来る なにからも学び、なにごとも可能にする青春の日々―獄医立花登手控えシリーズ;真夏 真夏の光が照らし耳にわんとひびくほどの蝉の声がもどって来た―『蝉しぐれ』;誘惑 壮大な権力を狙撃する、眼が眩むばかりの誘惑―『逆軍の旗』『回天の門』『雲奔る』;人肌 たまらなくひと肌が恋しくなることがある―彫師伊之助捕物覚えシリーズ;もめごと 世の中、揉めごとというものは絶えんものだ―『よろずや平四郎活人剣』;権力 権力の内側に入り、身体が熱湯をかぶるように熱くなった―『風の果て』『市塵』;筋を通す 薄汚れ、ぼろぼろになってなお友は筋を通した―用心棒日月抄シリーズ;老い 一本の白髪の背後には、見知らぬ世界が口をあけていた―『海鳴り』;早春 明るい早春の光の下、虫のようなしかし辛抱強い動きを見た―『三屋清左衛門残日録』;帰郷 人は二度、故郷にいだかれねばならない―『一茶』に刻・
ISBN(13)、ISBN 978-4-569-65994-7   4-569-65994-2
書誌番号 1107002131
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1107002131

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所蔵館 所蔵場所 別置 請求記号 資料区分 状態 取扱 資料コード
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保土ケ谷 公開 Map 910/フ 一般書 利用可 - 2038023473 iLisvirtual
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金沢 公開 Map 910/フ 一般書 利用可 - 2038023392 iLisvirtual
戸塚 公開 Map 910/フ 一般書 利用可 - 2056378505 iLisvirtual