もう一つのことばの世界 -- NHKブックス --
齋藤希史 /著   -- 日本放送出版協会 -- 2007.2 -- 19cm -- 235p

資料詳細

タイトル 漢文脈と近代日本
副書名 もう一つのことばの世界
シリーズ名 NHKブックス
著者名等 齋藤希史 /著  
出版 日本放送出版協会 2007.2
大きさ等 19cm 235p
分類 919.6
件名 漢文学-歴史
注記 文献あり
著者紹介 1963年生まれ。京都大学大学院文学研究科博士課程中退。奈良女子大学文学部助教授、国文学研究資料館助教授などを経て、現在、東京大学大学院総合文化研究科助教授。専攻は中国古典文学、清末-明治期の言語・文学・出版。サントリー学芸賞受賞。
内容紹介 漢文は言文一致以降廃れてしまったのか、日本文化の基盤として生き続けているのか。漢文の文体のみに着目した従来の議論を退け、その知的世界の全体像を描く。近代にドラスティックに再編された漢文脈を辿る意欲作。
要旨 漢文は、言文一致以降すたれてしまったのか、それとも日本文化の基盤として生き続けているのか?本書は漢文の文体にのみ着目した従来の議論を退け、思考様式や感覚を含めた知的世界の全体像を描き出す。学問と治世を志向する漢文特有の思考の型は、幕末の志士や近代知識人の自意識を育んだ。一方、文明開花の実用主義により漢文は機能的な訓読文に姿を変え、「政治=公」から切り離された「文学=私」を形成する。近代にドラスティックに再編された漢文脈を辿る意欲作。
目次 序章 漢文脈とは何か―文体と思考の二つの極;第1章 漢文の読み書きはなぜ広まったのか―『日本外史』と訓読の声;第2章 国民の文体はいかに成立したのか―文明開化と訓読文;第3章 文学の近代はいつ始まったのか―反政治としての恋愛;第4章 小説家は懐かしき異国で何を見たのか―艶情と革命の地;終章 漢文脈の地平―もう一つの日本語へ
ISBN(13)、ISBN 978-4-14-091077-1   4-14-091077-1
書誌番号 1107012320

所蔵

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