障害者・外国人の織りなす対抗文化 --
山本直美 /著   -- 明石書店 -- 2007.2 -- 22cm -- 271p

資料詳細

タイトル 「居場所のない人びと」の共同体の民族誌
副書名 障害者・外国人の織りなす対抗文化
著者名等 山本直美 /著  
出版 明石書店 2007.2
大きさ等 22cm 271p
分類 369.28
件名 精神障害者福祉 , 外国人(日本在留)
注記 文献あり
著者紹介 1967年愛媛県生まれ。90年お茶の水女子大学文教育学部卒。2003年お茶の水女子大学大学院博士課程修了。現在、専修大学、放送大学非常勤講師、関東学院大学キリスト教と文化研究所客員研究院。専攻、文化人類学、社会学。著書「病と〈つながり〉の場の民族誌」。
内容紹介 障害、外国出身など多様な要因で社会から周辺化された人々が共同生活を送る「ユリノキ村」。民族誌的手法により、同一性をもたない者同士が共同性を創りだしていく様を考察し、管理社会への対抗文化として捉え直す。
要旨 本書で対象とする社会福祉施設「ユリノキ村」は、人びとが同一性に至らないばかりか共通性もほとんど備えず、コミュニケーションの成立自体が極めて困難な場である。しかしそうではあっても、ユリノキ村の成員もまた、何かのかたちで「共同性」を創り出しているであろうことが考えられる。それは、結論を先取りしていうならば、意図的・直接的・恒常的に取り結ぶ関係性ではなく、場を共有することにより非意図的・間接的・一時的に取り結ぶことになる関係性である。本書では、コミュニケーション不全の状況にありながらも、否そうであればこそ形成することがある「共同性」について、描き出すことにしたい。
目次 序章 「私はゴミではない」という叫びから;第1章 ユリノキ村の創設から現在まで;第2章 外部の目と内部の目―ボランティアから見たユリノキ村;第3章 対立し合う「自分なりの規範」―「メンバー」の相互関係;第4章 通じない「常識」―「グループホームの人」を含む関係;第5章 組織における統制とユリノキ村;第6章 コミューンにおけるエゴイズム調整とユリノキ村;第7章 新たなコミューンの可能性
ISBN(13)、ISBN 978-4-7503-2505-7   4-7503-2505-8
書誌番号 1107015299
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1107015299

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