「無常」の日本精神史 -- 平凡社新書 --
竹内整一 /著   -- 平凡社 -- 2007.3 -- 18cm -- 228p

資料詳細

タイトル 「はかなさ」と日本人
副書名 「無常」の日本精神史
シリーズ名 平凡社新書
著者名等 竹内整一 /著  
出版 平凡社 2007.3
大きさ等 18cm 228p
分類 121.04
件名 日本思想
注記 文献あり
著者紹介 1946年長野県生まれ。東京大学文学部卒。現在東京大学人文社会系大学院・文学部教授。専攻は倫理学・日本思想史。
内容紹介 人生ははかない、すべてはむなしい…。こんな無常観に日本人はどう対処してきたのか。詩歌、物語、仏教や儒学といった多彩な素材から、日本人が生きた倫理と美意識をさぐる。「はかなさ」をめぐる日本人の精神史。
要旨 この世ははかない、人生はむなしい…。心の根底に横たわる、この無常感を乗り越えるべく、古くから日本人はさまざまないとなみをなしてきた。和歌や随筆、謡曲などをさぐってみると、それらは大きく、「夢の外へ」、「夢の内へ」、「夢と現のあわいへ」の三つに分けられる。この世が夢のごときものであるならば…。「はかなさ」をめぐる日本人の精神史をたどる。
目次 1 現代日本人の無常感(「はかない」気分;「はか‐ない」とは ほか);2 「夢の外へ」(「浅き夢みじ」―「いろは歌」の決意;地獄・極楽とは何か―『往生要集』のしかけ ほか);3 「夢の内へ」(「妄執」のゆくえ―謡曲の鎮魂;「一期は夢よ ただ狂へ」―『閑吟集』の狂と情 ほか);4 「夢と現のあわいへ」(「ありがたき不思議」―『徒然草』の存在理解;「ありてなければ」の美意識・倫理―「幽玄」「やさし」 ほか);5 ふたたび、現代日本の無常感(「人間の安心」論―近代日本の「無」の思想;「夢よりも深い覚醒」―見田宗介の「鮮烈ないとおしさへの感覚」 ほか)
ISBN(13)、ISBN 978-4-582-85364-3   4-582-85364-1
書誌番号 1107016868

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