大手前大学比較文化研究叢書 --
松村昌家 /編   -- 思文閣出版 -- 2007.3 -- 22cm -- 198p

資料詳細

タイトル 夏目漱石における東と西
シリーズ名 大手前大学比較文化研究叢書
著者名等 松村昌家 /編  
出版 思文閣出版 2007.3
大きさ等 22cm 198p
分類 910.268
個人件名 夏目 漱石
著者紹介 1929年生まれ。大阪市立大学大学院修士課程修了。大手前大学大学院比較文化研究科教授。著書に「ディケンズとロンドン」「ディケンズの小説とその時代」「水晶宮物語-ロンドン万博博覧会1851」「ヴィクトリア朝文学と絵画」「〈パンチ〉素描集」初版、新版など。
内容 内容: 小説美学としての〈非人情〉-『草枕』の成り立ち   松村昌家著
内容紹介 明治の文豪・夏目漱石の小説において、そこに織り込まれた西洋的概念と東洋的概念の葛藤、直接影響を受けた小説との比較、イギリスの事物の受容の様相などを考察。気鋭の文学者たちによる漱石文学論。
要旨 漱石は時代きっての英国通であった。そしてイギリスの文学のみならず、その文化現象全般から、どの作家よりも多くの影響を受け容れた作家であった。と同時に、『文学論』や『文学評論』、そしてもろもろの断片にあらわれているように、イギリスの文学や文化を見るのに、独自の批評眼をもつ作家であった。そのありようは当然、生半可な西洋文学の受容や模倣に対する鋭い批評に通じるだろうし、何よりも彼自身の創作において「模倣と独立」の問題と、最も真剣に、きびしく向き合わねばならなかったことを意味するのである。
目次 小説美学としての「非人情」―『草枕』の成り立ち;『吾輩は猫である』におけるメランコリーと神経衰弱;「甲羅ノハヘタル」暗示―『心』「琴のそら音」の深層;奇人たちの饗宴―『吾輩は猫である』とT.L.ピーコックの「談話小説」;漱石の『坑夫』とゾラの『ジェルミナール』―創作ノートと調査資料;「カーライル博物館」論―明治期のカーライル受容を視座として;漱石の薔薇戦争
ISBN(13)、ISBN 978-4-7842-1335-1   4-7842-1335-X
書誌番号 1107017681
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1107017681

所蔵

所蔵は 1 件です。現在の予約件数は 0 件です。

所蔵館 所蔵場所 別置 請求記号 資料区分 状態 取扱 資料コード
中央 書庫 910.2/5643 一般書 利用可 - 2038344180 iLisvirtual