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山崎隆之 /著   -- 東方出版 -- 2007.4 -- 21cm -- 206p

資料詳細

タイトル 仏像の秘密を読む
著者名等 山崎隆之 /著  
出版 東方出版 2007.4
大きさ等 21cm 206p
分類 718.021
件名 仏像
著者紹介 1942年東京都生まれ。東京芸術大学大学院美術研究科修士課程修了。東京芸術大学美術学部付属古美術研究施設勤務を経て、現在、愛知県立芸術大学名誉教授。奈良大学、京都造形芸術大学非常勤講師。専門は日本彫刻技法史。保存修復技術。文化財保存修復学会等所属。
内容紹介 仏師は、願主を力づけ、慰め、救うための様々な仕掛けを仏像に隠し置いた。その秘技、秘策を、各仏像の中から探り出し、仏師の意図を読み解く。造形と技法、2つのアプローチからの仏像の新たな手引き。
要旨 各仏師は技術を磨き、改良を重ね、依頼者である願主のさまざまな要望に応えようとした。一方、願主にはそれぞれ悩み、不安また恐怖などがある。そこから救われたいとの切実な願いがある。仏師は、ただ単に決められた図像通りに仏像を造るのではなく、そこに願主の期待に応じるべく、秘かに願主の意を汲み、ともに恐怖に立ち向かいながら、願主を力づけ、なぐさめ、救うためのさまざまな仕掛けを隠し置いたのだ。本書では、その秘技、秘策を、各仏像の中から探り出し、仏師の意図を読み解いてみたい。
目次 1 造形の秘密(右手の指三本、その爪が語る止利仏師の惑い―飛鳥寺釈迦如来坐像(飛鳥大仏);飛鳥仏の源流―中国化した異国の仏;台座に仕掛けた「往登浄土」の構想―法隆寺釈迦三尊像;放電する天衣 先端に忍ばせた刃物の形―法隆寺夢殿救世観音立像;伸び上がる若竹のイメージ 衣文でさらなる上昇性―法隆寺百済観音立像 ほか);2 技法の秘密(塑像の中で造形を支える心木―新薬師寺十二神将立像と戒壇院四天王立像;麻生の像とそれを支える特殊な心木―興福寺十大弟子立像に見る脱活乾漆の技法;脱活乾漆の新たな試み 原型封入の土心乾漆像の可能性―秋篠寺伎芸天立像;一木造りと寄木造りの境界 越えがたいその一線―同聚院不動明王坐像;像内に篭めた生命の根源 太子のしるし―広隆寺聖徳太子立像 ほか)
ISBN(13)、ISBN 978-4-86249-068-1   4-86249-068-9
書誌番号 1107026145

所蔵

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所蔵館 所蔵場所 別置 請求記号 資料区分 状態 取扱 資料コード
中央 5階人文科学 Map 718.0 一般書 利用可 - 2076326773 iLisvirtual
公開 Map 718 一般書 利用可 - 2038494409 iLisvirtual