数学の文化史 -- 東海大学文学部叢書 --
横地清 /著   -- 東海大学出版会 -- 2007.5 -- 22cm -- 172p

資料詳細

タイトル 絵画・彫刻の発展史を数学で嗜もう 3
副書名 数学の文化史
シリーズ名 東海大学文学部叢書
著者名等 横地清 /著  
出版 東海大学出版会 2007.5
大きさ等 22cm 172p
分類 702
件名 美術-歴史 , 図学
注記 索引あり
著者紹介 1922年愛知県生まれ。45年東京文理科大学数学科卒。北京師範大学客員教授・内蒙古師範大学科学史研究所客員教授・東北師範大学客員教授。和光大学教授・山梨大学教授・東海大学教授・華中科学技術大学客員教授を歴任。
内容紹介 数学的遠近法で見取図法に依存せずに俯瞰図を描いた西洋と、円熟した見取図法を用いて空間を描いた中国・日本。両者の比較をはじめ、ステンドグラスの画法、中国3大石窟の彫刻・壁画について解説。シリーズ最終巻。
要旨 「文化の発展に果たしてきた数学の役割」を数学者ならではのアプローチで読み解くシリーズの最終巻。西洋では、15世紀前半にブルネレスキによって確立された「数学的遠近法」によって、見取図法に依存せずに俯瞰図を描くという歴史的発展をとげた。それに対して同時代の中国・日本では、円熟した「見取図法」を用いて空間を描いていた。両者の比較をはじめ、ステンドグラスの画法や中国の三大石窟の彫刻・壁画についても述べる。
目次 第1章 ジョットからブルネレスキへ―見取図法から数学的遠近法へ(ジョット作「聖痕を受ける聖フランチェスコ」と対面して;ベネチアグラス論争;アッシジ(Assisi)を訪ねて;ブルネレスキの確立した数学的遠近法);第2章 卍崩しと裳裾垂れ―飛鳥と中国と(卍崩しの勾欄;坐像の裳裾垂れ);第3章 飛天=舞妓、伎楽天=楽師、そして胡旋舞―雲岡石窟・龍門石窟・敦煌石窟から(雲岡石窟・龍門石窟の「眷属」、「伎楽天」、「飛天」;仏教普及までの絵画と彫刻;敦煌石窟の飛天と胡旋舞);第4章 ステンドグラスの発展―「定式画」から「遠近法的写実主義」まで(「定式画」と「立面図的遠近法」;「木偶人形」から「写実画」へ;「事態象徴画」から「写実画」へ;「数学的遠近法」の採用;「遠近法的写実画」の発展―ルマンとポワティエにて);第5章 遠近法と見取図と―コンパクトと連続と(「画題を三次元空間の存在として、印象的に表現する」数学的遠近法―「数学的遠近法」による「コンパクト画」;「長大な絵画を三次元空間の存在として連続的に表現する」見取図法―「見取図法」による「連続画」)
ISBN(13)、ISBN 978-4-486-01762-2   4-486-01762-5
書誌番号 1107038751
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1107038751

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所蔵館 所蔵場所 別置 請求記号 資料区分 状態 取扱 資料コード
中央 書庫 702/84 一般書 利用可 - 2038722185 iLisvirtual