黒人身体能力の神話と現実 --
ジョン・ホバマン /著, 川島浩平 /訳   -- 明石書店 -- 2007.5 -- 20cm -- 436,174p

資料詳細

タイトル アメリカのスポーツと人種
副書名 黒人身体能力の神話と現実
著者名等 ジョン・ホバマン /著, 川島浩平 /訳  
出版 明石書店 2007.5
大きさ等 20cm 436,174p
分類 780.18
件名 運動能力 , 黒人-アメリカ合衆国 , 人種問題-アメリカ合衆国
注記 Darwin’s athletes./の翻訳
注記 文献あり 索引あり
著者紹介 【ホバマン】カリフォルニア大学バークレー校博士課程修了。テキサス大学オースティン校教授。シカゴ大学客員教授。ヨーロッパの思想史・文化史を専門とするかたわら、スポーツと人種に関する思想と歴史をテーマとする著作を数多く発表。
内容紹介 黒人の肉体的能力は他人種よりも優れているという神話。だが、その背後には、黒人は知的には劣等であるという観念が潜んでいる。アスレティシズムを取り巻くアメリカ社会の人種偏見を指摘し、注目を集めた話題の書。
要旨 なぜ多くのアフリカ系アメリカ人は、スポーツで業績をあげることに強くこだわり、そうすることの悪影響を省みられないほどにまで執着するのか?スポーツへの執着を永続化することで、白人が支配する体制はいかに利益を得るのか?そして、黒人アスリートの崇拝は、学歴を重視する社会で暮らしていかなければならない若いアフリカ系アメリカ人に、破滅的な反知性的態度をいかに普及させるのか?本書は、人種主義がもたらしたひどい危害が暴かれるのを恐れて、めったに語られることがなかった黒人の経験を取り上げている。白人の生活の内面と、人種に関する複雑な心情を明るみに出すために紙幅を費やした。
目次 第1部 ベル曲線の下でするバスケットボール(アフリカ系アメリカ人とスポーツへの執着;ジャッキー・ロビンソン哀歌―アメリカスポーツの人種的再分離;ジョー・ルイスとアルバート・アインシュタインの出会い―黒人知力の運動能力化;黒人男性活動家の抑圧;「著述は格闘なり」―スポーツと黒人知識人);第2部 プロスペローとキャリバン―人種間競争としてのスポーツ(アフリカの驚異;植民地スポーツの世界;新しい多人種的世界秩序;世界最速の白人男性);第3部 ジョン・ヘンリーの解剖―人種的運動能力の探究(黒人身体組織の想像;「ニグロ」という欠陥型;人種生物学に対するアフリカ系アメリカ人の反応;黒人の「頑丈さ」と医学的人種主義の起源;様々な人種的運動能力説;黒人犯罪者のアスリート化;人種生物学に対する恐怖)
ISBN(13)、ISBN 978-4-7503-2558-3   4-7503-2558-9
書誌番号 1107039848
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1107039848

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