ちくま学芸文庫 --
入江隆則 /著   -- 筑摩書房 -- 2007.6 -- 15cm -- 492p

資料詳細

タイトル 敗者の戦後
シリーズ名 ちくま学芸文庫
著者名等 入江隆則 /著  
出版 筑摩書房 2007.6
大きさ等 15cm 492p
分類 209.6
件名 戦争-歴史-近代
注記 文献あり
要旨 戦争は、一応の戦後処理が終わった後にも、その後の歴史に大きな、かつ持続的な影響を与えずにはおかない。しかも敗者の場合には、しばしば〈勝者=正義、敗者=悪〉という勝者による事後の正当化が加わるために、「戦後」の克服はいっそう難しい。私たちがまさに「戦犯裁判」や「靖国問題」などで体験しつつあるように、過去(=戦後)が現在を支配し続けているのである。ナポレオン戦争の敗者フランス、第一次大戦の敗者ドイツのそれぞれの戦後を、日本の場合と比較し、矛盾と混乱に満ちた「戦後」という特殊な時代を整除し「普遍化」する文明史の画期的な試み。
目次 プロローグ―戦後を評価する基準;第1部 ナポレオン戦争とその敗者フランスの戦後(ナポレオン戦争の新しさ;戦後処理の貴族的伝統;正統性の不在;堕落の開始=十九世紀);第2部 第一次世界大戦とその敗者ドイツの戦後(大衆の欲した戦争;国家総力戦の破局;史上最悪の戦後?;ワイマール版・戦後の克服);第3部 大東亜戦争とその敗者日本の戦後(正戦論の陥穽;日本の近代戦争の本質;共存か対決か;真珠湾とポツダムの間;第三の戦後=思想改造;勝者のジレンマと勝敗の収支決算)
ISBN(13)、ISBN 978-4-480-09067-6   4-480-09067-3
書誌番号 1107041210

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所蔵館 所蔵場所 別置 請求記号 資料区分 状態 取扱 資料コード
中央 書庫 文庫本 209.6/2 一般書 利用可 - 2043446536 iLisvirtual