岡庭昇 /著   -- 菁柿堂 -- 2007.6 -- 20cm -- 206p

資料詳細

タイトル 植民地文学の成立
著者名等 岡庭昇 /著  
出版 菁柿堂 2007.6
大きさ等 20cm 206p
分類 910.26
件名 日本文学-歴史-昭和時代(1945年以後)
著者紹介 1942年生まれ。慶応義塾大学経済学部卒。社会評論家で文芸評論家でもある。著書多数。近年の著書に「持ち越された世紀末」「帝国の片隅から」「いまさらブッシュ」「私小説という哲学」がある。
内容紹介 植民地満洲の本国人としての犀利な批判者であった中薗英助。被圧迫民族との国際連帯へ歩み出た梁石日。また、魯迅、筒井康隆、五木寛之の特有な文学的アングルに入りつつ、帝国に対する植民地の勝利を論じる。
要旨 中薗英助は1930年代から1945年敗戦まで植民地満洲の本国人としての犀利な批判者であった。その生は戦後鎖国では本国にあってそれを撃つ獅子身中の虫として連続する。梁石日は内なる植民地としての在日ゲットーから鎖国を撃つ牙を育み、ついにはニューヨークの「9・11」を媒介に被圧迫民族との国際連帯へ歩み出た。また、魯迅、筒井康隆、五木寛之の特有な文学的アングルに分け入りつつ、帝国に対する植民地の勝利を論じる。
目次 1 中薗英助と梁石日―外と内の植民地;2 魯迅・上海・一九三〇年代―植民地のただなかで;3 筒井康隆―異邦人の文学;4 五木寛之―民族の古層
ISBN(13)、ISBN 978-4-434-10777-1   4-434-10777-1
書誌番号 1107043206
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1107043206

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