朝日選書 --
山室信一 /著   -- 朝日新聞社 -- 2007.6 -- 19cm -- 289p

資料詳細

タイトル 憲法9条の思想水脈
シリーズ名 朝日選書
著者名等 山室信一 /著  
出版 朝日新聞社 2007.6
大きさ等 19cm 289p
分類 323.142
件名 憲法-日本
注記 文献あり
著者紹介 1951年熊本市生まれ。東京大学法学部卒。衆議院法制局参事、東京大学社会科学研究所助手、東北大学助教授などを経て、現在、京都大学人文科学研究所教授。
内容紹介 憲法9条は、戦後、突然生まれたものではない。本書では平和運動、非戦思想は世界の潮流であり、日本の地下水脈に流れてきたことを論証。その到達点として、憲法9条があることを喚起する。9条の本質がわかる1冊。〈受賞情報〉司馬遼太郎賞(第11回)
要旨 戦後日本を60年支えてきた日本国憲法。その改正手続きを定めた国民投票法案が2007年5月、国会で成立した。争点は9条である。人類の歴史のなかで、絶え間なく繰り返されてきた戦争。じつは、それゆえに平和を求める切実な声が途絶えることはなかった。日本でも幕末以降、軍備撤廃を論じ、戦争廃止を訴える思想が現れ、それらが第一次世界大戦後の「すべての戦争の違法化へ」という世界の動きと合流していった。憲法9条は、戦後、突然生まれたものではない。世紀を越え、国境を越え、脈々と流れてきた平和運動や非戦思想の到達点にあり、平和を個人の生存権として主張する画期的な条文なのだ。日本はいま「国益」「同盟強化」の名のもと、戦争を前提とした軍事力均衡(バランス・オブ・パワー)政策が国民を守らなかった19世紀に戻ろうとしているのか。
目次 第1章 憲法9条の構成と平和主義憲法の基軸;第2章 憲法9条の源流をさぐる―国家と戦争、そして法と平和;第3章 幕末・明治前期における憲法9条の思想水源;第4章 日清・日露戦争と非戦論の奔流;第5章 国際平和への模索―非戦の制度化に向けて;第6章 戦争廃止を求めて―憲法9条にいたる非戦思想;第7章 憲法9条の現れ―湧き出す非戦思想の水脈
ISBN(13)、ISBN 978-4-02-259923-0   4-02-259923-5
書誌番号 1107044191

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