吉田太郎 /著   -- 築地書館 -- 2007.9 -- 19cm -- 267p

資料詳細

タイトル 世界がキューバ医療を手本にするわけ
著者名等 吉田太郎 /著  
出版 築地書館 2007.9
大きさ等 19cm 267p
分類 498.0259
件名 医療-キューバ
注記 文献あり
著者紹介 1961年東京生まれ。筑波大学自然学類卒。同学大学院地球科学研究科中退。東京都を経て、現在、長野県農業大学校勤務。
内容紹介 がん治療から心臓移植まで医療費はタダ。大都市の下町から過疎山村まで、全国土を網羅する予防医療。世界保健機関WHOも太鼓判をおす医療大国キューバが浮き彫りにする、曲がり角に立つ日本の医療制度の方向性。
要旨 乳幼児死亡率は米国以下。平均寿命は先進国並み。がん治療から心臓移植まで医療費はタダ。大都市の下町から過疎山村まで、全国土を網羅する予防医療。世界のどこにもないワクチンを作りだす高度先端技術…キューバはWHOも太鼓判をおす医療大国だ。鍼灸や気功、リナックスOSによるパソコンネットの整備でソ連崩壊後の経済危機も克服し、その医療水準を堅持したキューバは、観光とバイテク製品の輸出で、いま年12%という空前の経済成長に湧いている。だが、好景気がもたらしたのは、若者の勤労意欲の低下、ニューリッチ階層の出現による格差社会、そして高齢化社会への対応という新たな難題だった。革命は倫理喪失から内部瓦解する。石油の枯渇による将来的なグローバル経済の破綻を憂える老い先短いカストロが打った最後の一手は、失業中の若者たち全員を雇用しての「もったいない運動」の展開と高齢者介護の充実、貧しい開発途上国への医療援助だった。「革命とは、心優しく人びとを支援すること」青年医師ゲバラが志半ばにして倒れてちょうど半世紀。「持続可能な福祉医療社会」の実現を目指してカリブの小国が続けてきた模索は、日本の将来を懸念する現場の医師や患者に、もうひとつ・
目次 プロローグ キューバへの誘い;1 群を抜くキューバの地域予防医療;2 外貨の稼ぎ手―高度医療と医薬品;3 代替医療と電子情報ネットワーク;4 国境なき医師団;5 持続可能な医療と福祉社会の仕組みづくり;エピローグ
ISBN(13)、ISBN 978-4-8067-1351-7   4-8067-1351-1
書誌番号 1107058338
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1107058338

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