海老坂武 /著   -- 岩波書店 -- 2007.9 -- 20cm -- 346p

資料詳細

タイトル 祖国より一人の友を
著者名等 海老坂武 /著  
出版 岩波書店 2007.9
大きさ等 20cm 346p
分類 289.1
個人件名 海老坂武
著者紹介 1934年東京生まれ。東京大学大学院博士課程修了。一橋大学教授、関西学院大学教授を歴任。専攻:フランス文学。
内容紹介 政治が保守化し、個人が国家に囲い込まれる時代。著者が“漂流”の末に辿り着いた原点は、戦後の原点たる8.15であり、「愛国」のくだらなさ、むなしさだった…。自伝3部作、待望の完結篇。
要旨 「かくも激しき希望の歳月」を経て、いまや不惑ちかく再びパリに相まみえる著者。街の相貌は変わって見え、あのサルトルも「覆いようのない老いを露呈」し、フーコーの活動に瞠目する。日本を離脱して見事に生きる友。鉛のような心を抱えて帰国。激動する時代をひたと見すえるも、根を持たぬ語学教師は、その想い「しらけ時代の夢見る種族」とともに漂流。だが独り暮らしも板につき独自のスタイルが徐々にでき始める。成果は、なんと「フランス料理」「ベビーシッター」。こうした模索の日々を熟成させた快著『シングル・ライフ』の誕生とその大ブレイク。様々な思いもよらぬ方面からの反響、これに続く方々へ分岐してゆくネットワークの網の目。姿を現わし始める「共生」、そしてアジア。この「杖を失った時代」を著者は、自身の書くときの「心の弾み、喜び」の鼓動とともに描き出してゆく。自伝三部作完結編。
目次 1 フランス再会;2 耐えよ 耐えよ 蒼空の中で耐えよ;3 漂い感覚;4 分別盛り;5 “奉私奉公”の時代に;6 『シングル・ライフ』の前後;7 一九八九年
ISBN(13)、ISBN 978-4-00-023716-1   4-00-023716-0
書誌番号 1107066214

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