「蝶々夫人」の系譜 --
小川さくえ /著   -- 法政大学出版局 -- 2007.10 -- 20cm -- 204p

資料詳細

タイトル オリエンタリズムとジェンダー
副書名 「蝶々夫人」の系譜
著者名等 小川さくえ /著  
出版 法政大学出版局 2007.10
大きさ等 20cm 204p
分類 766.1
件名 歌劇 , 婦人(演劇上)
著者紹介 長崎県生まれ。大阪市立大学大学院博士課程修了。ドイツ文学専攻。現在、宮崎大学教授。
内容紹介 『お菊さん』『蝶々夫人』を、サイードが指摘する「再構成と繰り返し」の過程として読み直し、『バタフライ』の自己相対化の手法、『M・バタフライ』の異性装のパフォーマンスにジェンダーの本質と構造を探る。
要旨 西欧における日本女性のイメージはいかにして形成されたか―。ロティの『お菊さん』、ロング、ベラスコ、プッチーニの『蝶々夫人』を、サイードが指摘する「再構成と繰り返し」の過程として読み直し、レーヴェン『バタフライ』における自己相対化の手法、ウォン『M・バタフライ』における異性装のパフォーマンスにジェンダーの本質と模倣の構造を探る。
目次 第1章 ピエール・ロティ『お菊さん』(一八八七/九三)―幻想に裏切られた西洋人がみた日本女性;第2章 ジョン・ルーサー・ロング『蝶々夫人』(一八九八)―現実からイメージへの変換;第3章 デイヴィド・ベラスコ『蝶々夫人』(一九〇〇)―原作小説はどのように書きかえられたか;第4章 ジャコモ・プッチーニ『蝶々夫人』(一九〇四)―西洋の観察者、東洋の死体;第5章 パウル・レーヴェン『バタフライ』(一九九八)―バタフライはなぜ宿命の女ではないのか;第6章 デイヴィド・ヘンリー・ウォン『M・バタフライ』(一九九八)―パロディによる「美しい物語」の解体
ISBN(13)、ISBN 978-4-588-67207-1   4-588-67207-X
書誌番号 1107071891

所蔵

所蔵は 1 件です。現在の予約件数は 0 件です。

所蔵館 所蔵場所 別置 請求記号 資料区分 状態 取扱 資料コード
中央 5階人文科学 Map 766.1 一般書 利用可 - 2039322113 iLisvirtual