現状と本当は恐いその歴史 --
吉岡栄一 /著   -- 彩流社 -- 2007.9 -- 20cm -- 446,24p

資料詳細

タイトル 文芸時評
副書名 現状と本当は恐いその歴史
著者名等 吉岡栄一 /著  
出版 彩流社 2007.9
大きさ等 20cm 446,24p
分類 910.26
件名 日本文学-歴史-近代-評論
注記 索引あり
著者紹介 1950年北海道生まれ。81年法政大学大学院、英文学専攻博士課程修了。トルーマン州立大学大学院留学。現在、東京情報大学教授。
内容紹介 村上春樹『海辺のカフカ』は、なぜ絶賛と酷評に分かれるのか。日本独自ともいわれる「文芸時評」の歴史を、明治から平成まで辿り、特定の作品をめぐって、批評家の間で大きな差異が生じる理由を考察。
要旨 日本独自ともいわれる「文芸時評」の歴史を、明治から平成まで辿り、特定の作品をめぐって、なぜ批評家の間で大きな差異が生じるのかを考察する初の試み。
目次 村上春樹『海辺のカフカ』は、なぜ絶賛と酷評に分かれるのか;再び『海辺のカフカ』をめぐって・テクスト論派の批評原理;渡部直己と〓(すが)秀美の文芸時評・仁義なき毒舌批評;嘆きと怒り・福田和也と中上健次の作品の点数化;文芸時評の起源・明治の森鴎外、高山樗牛、田山花袋、正宗白鳥;大正期の文芸時評・佐藤春夫、広津和郎;戦闘的かつ論争的な小林秀雄の登場;非情さの川端康成と正直さの中村光夫の文芸時評;戦前・戦中・戦後にわたる高見順の文芸時評;平野謙・確かな批評眼で戦後の文芸時評を確立;江藤淳の文芸時評・小島信夫、深沢七郎から田中康夫まで;山本健吉、河上徹太郎、林房雄、大岡昇平の文芸時評;「内部の人間」の秋山駿と「純文学」の奥野健男の文芸時評;アカデミックな川上二郎、篠田一士、菅野昭正の文芸時評;文芸時評の革命者・石川淳と丸谷才一の文芸時評;『朝日新聞』の文芸時評・大岡信、井上ひさし、山崎正和、富岡多恵子;斬新な高橋源一郎と大江健三郎、池澤夏樹の文芸時評;柄谷行人、蓮實重彦、筒井康隆、荒川洋治の文芸時評;明治から平成までの文芸時評の特徴と純文学の衰退;客観的な批評は果たして存立するのか
ISBN(13)、ISBN 978-4-7791-1290-4   4-7791-1290-7
書誌番号 1107072880

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所蔵館 所蔵場所 別置 請求記号 資料区分 状態 取扱 資料コード
中央 書庫 910.2/6121 一般書 利用可 - 2039344150 iLisvirtual