近代の無頼 -- ちくま新書 --
宮崎学 /著   -- 筑摩書房 -- 2008.1 -- 18cm -- 270p

資料詳細

タイトル ヤクザと日本
副書名 近代の無頼
シリーズ名 ちくま新書
著者名等 宮崎学 /著  
出版 筑摩書房 2008.1
大きさ等 18cm 270p
分類 368.5
件名 侠客
注記 文献あり
著者紹介 1945年京都生まれ。早稲田大学中退。在学中は日本共産党系の学生運動に参加、ゲバルト部隊の最先頭で、対立党派との衝突をくりひろげる。その後週刊誌記者などを経て、実家の建築解体業にもたずさわる。それらの経験を描いた「突破者」でデビュー。
内容紹介 炭鉱・港湾などの下層労働者たちが、生きんがために集まり発生した近代ヤクザ。彼らの存在が日本社会の近代化を下支えした。本書では、ヤクザの歴史を振り返ることで、現代社会の亀裂を克服する手がかりを探る。
要旨 ヤクザとは何者なのか?法の支配がおよばない炭鉱・港湾などの最底辺社会に生きた者たちが、生きんがために集まり発展したのが近代ヤクザの始まりといえる。彼らの存在が日本社会の近代化を下支えしたという現実。日雇い派遣、ワーキングプアなど、あらたな下層社会が形成されつつある今こそ、ヤクザの歴史を振り返ることで、現代社会の亀裂を克服する手がかりがみつかるにちがいない。
目次 序章 ヤクザ観の相剋;第1章 ヤクザの源流―カブキ者から博徒まで;第2章 近代ヤクザの成立―川筋から、港から;第3章 親方・子方関係とヤクザ―下層労働力統括者としての近代ヤクザ;第4章 ヤクザと芸能の世界―周縁仲介者としての近代ヤクザ;第5章 ヤクザと近代国家―社会的権力としての近代ヤクザ;第6章 義理と人情、顔と腹―日本的社会関係と近代ヤクザ;第7章 山口組概略史―近代ヤクザの典型
ISBN(13)、ISBN 978-4-480-06396-0   4-480-06396-X
書誌番号 1108000753

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