向精神薬の科学と虚構 --
エリオット・S.ヴァレンスタイン /〔著〕, 功刀浩 /監訳, 中塚公子 /訳   -- みすず書房 -- 2008.2 -- 22cm -- 325,45p

資料詳細

タイトル 精神疾患は脳の病気か?
副書名 向精神薬の科学と虚構
著者名等 エリオット・S.ヴァレンスタイン /〔著〕, 功刀浩 /監訳, 中塚公子 /訳  
出版 みすず書房 2008.2
大きさ等 22cm 325,45p
分類 493.71
件名 精神薬理学
注記 Blaming the brain./の翻訳
注記 索引あり
著者紹介 【ヴァレンスタイン】ミシガン大学心理学科、心理学・神経科学教授。行動神経科学のテーマを専門として長年研究に従事し、精神疾患の身体療法の歴史にも精通する。
内容紹介 心の病にまず薬が処方される時代。だからこそ、精神薬理学の脆弱な側面や、薬を巡る社会・経済の力学の現状を率直に指摘する声が必要。こうした時代の要請に応える情報源として、引用され続けている著作、遂に邦訳。
要旨 いまや心の病に先ず薬が処方される時代である。だからこそ、精神薬理学の脆弱な側面や、薬をめぐる社会・経済の力学の現状を、率直に指摘する声が必要だろう。本書はそのような時代の要請に応える情報源として、刊行以来引用されつづけている著作の待望の邦訳である。前半の章では、精神疾患や薬の作用の理論として許容されてきた主要な学説の科学的根拠を、一次文献の精査によって検証する。ニューロンと薬物の相互作用に関する科学が長足の進歩を遂げたことは疑うべくもないが、その進歩は必ずしも、精神疾患の原因や、薬が病に効く仕組みの解明には直結していない―。この事実が、十分認識されないどころか積極的に軽視されているとしたら、そのこと自体が深刻な病ではないだろうか?本書の後半は、精神医療や向精神薬の開発・販売が、おもに社会戦略的な事情で、矛盾の多い仮説に依拠せざるをえないという現状をつぶさに描き出す。
目次 第1章 はじめに;第2章 向精神薬の発見;第3章 薬の作用の理論と精神疾患の生化学的原因説;第4章 証拠を精査する;第5章 証拠の解釈;第6章 製薬業界はいかに精神障害の薬を宣伝し化学説を推し進めたか;第7章 他の特別な利益団体;第8章 繰り返し、結論、考察
ISBN(13)、ISBN 978-4-622-07361-1   4-622-07361-7
書誌番号 1108012237

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