医薬品アクセスとTRIPS協定 --
山根裕子 /著   -- 岩波書店 -- 2008.3 -- 20cm -- 407,70p

資料詳細

タイトル 知的財産権のグローバル化
副書名 医薬品アクセスとTRIPS協定
著者名等 山根裕子 /著  
出版 岩波書店 2008.3
大きさ等 20cm 407,70p
分類 499.1
件名 医薬品 , 知的所有権
注記 索引あり
著者紹介 東京大学教養学科卒。ロンドン大学、立命館大学などを経て、1999年より政策研究大学院大学教授。2004年より世界保健機関の「知的財産権、イノベーション及び公衆衛生」国際委員会委員として、医薬品研究開発及びアクセス条件の調査に携わる。
内容紹介 知的財産権のグローバル化が進むにつれ、南北対立も激化しつつある。医薬品研究開発の先端化が投げかける社会と産業の問題とは何か。イノベーションはいかに奨励されるべきか。知財立国・日本の課題を示す。〈受賞情報〉日経BP・BizTech図書賞(第8回)
要旨 バイオ創薬時代といわれる今日、研究開発の高度化とともに、知的財産権はグローバル化し、TRIPS協定が採択された。一方、国連ではエイズ薬のアクセスをきっかけに、知財保護の功罪をめぐって議論が紛糾した。本書は、同協定が修正されてきた過程をたどり、解決の糸口はどこにあるのか、知的財産権をめぐる対立の根源は何かについて考察する。一体化していく経済のなかで、グローバルな知的財産権保護制度が目指すべき「公益」とは何か。権利に固執するだけでなく、非効率な産業利益の推進に偏ることなく、知的財産権が、イノベーションを起こすためには、いかなる協力を打ち立てるべきか。
目次 第1編 TRIPS協定(グローバル化と知的財産権の保護;医薬品開発と特許及びデータ保護;先端産業と対外知的財産政策;TRIPS協定と医薬品);第2編 エイズ薬と特許(エイズの勃発と治療薬の開発;途上国へのエイズの波及;ドーハ公衆衛生宣言以後のTRIPS協定);第3編 途上国の産業政策(新興中産国の医薬品産業と政策;途上国企業による特許出願;FTAによる米国の知的財産権保護と途上国);第4編 先進国の特許制度と医薬品の研究開発(米国における特許制度の再考;医薬品・バイオ特許と競争法);第5編 人道と経済効率(TRIPS協定の「柔軟性」と国内法;強制実施権発動後;日本の国際協力はいかにあるべきか)
ISBN(13)、ISBN 978-4-00-023844-1   4-00-023844-2
書誌番号 1108016867
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1108016867

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