後期作品の世界 -- 近代文学研究叢刊 --
松尾直昭 /著   -- 和泉書院 -- 2008.2 -- 22cm -- 296p

資料詳細

タイトル 夏目漱石「自意識」の罠
副書名 後期作品の世界
シリーズ名 近代文学研究叢刊
著者名等 松尾直昭 /著  
出版 和泉書院 2008.2
大きさ等 22cm 296p
分類 910.268
個人件名 夏目漱石
著者紹介 昭和30年熊本県生まれ。54年関西学院大学文学部卒。59年関西学院大学文学研究科博士課程後期課程単位取得満期退学。現在、就実大学教授。
内容紹介 夏目漱石の後期作品の登場人物たちが、自意識に捉われて自分の心を見失ってしまう傾向があることを指摘。各作品から、自意識が人間をどのように無縄自縛へと追い込むかを考察し、その過程を分析した作品論。
要旨 「三四郎」「それから」「門」「行人」「こゝろ」―自意識が人間をどのように「無縄自縛」へと追い込んでゆくか。その過程を分析した作品論。
目次 「三四郎」における「私」の問題(「私」のいる場所;「私」の形成をめぐって―野々宮との係わりを中心に;「私」の形成をめぐって―広田と与次郎との係わりを中心に;美禰子と三四郎の係わりを中心に(1);美禰子と三四郎の係わりを中心に(2));「それから」における自意識の罠(「倦怠」と「自然」の係わりをめぐって;逃げる代助);「門」における我執の相克(空白の時間をめぐって;参禅の意味をめぐって);「行人」における自意識の矛盾(一郎の矛盾性の苦悩をめぐって);「こゝろ」における自己完結性(「私」の意味をめぐって;「先生」「K」「奥さん」の意味をめぐって;「淋しさ」に関わる語り得るものと暗示し得るもの)
ISBN(13)、ISBN 978-4-7576-0450-6   4-7576-0450-5
書誌番号 1108023701
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1108023701

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中央 書庫 910.2/7065 一般書 利用可 - 2040622171 iLisvirtual