『「いのち」の近代史』以後 --
藤野豊 /著   -- かもがわ出版 -- 2008.5 -- 20cm -- 206p

資料詳細

タイトル ハンセン病反省なき国家
副書名 『「いのち」の近代史』以後
著者名等 藤野豊 /著  
出版 かもがわ出版 2008.5
大きさ等 20cm 206p
分類 498.6
件名 ハンセン病
著者紹介 1952年横浜市生まれ。現在、ハンセン病問題ふるさとネットワーク富山代表、部落解放にとりくむ富山県連絡会幹事をつとめる。
内容紹介 2001年の熊本地裁で敗訴後も過ちを認めない国と同調者たち。その無反省ぶりと開き直りの言説を批判。また、新たに判明した日本軍占領下の「南洋群島」での患者虐殺の事実に初めて光を当てる。
要旨 隔離施設内に放置されていた118体の胎児標本は何を意味するのか―敗訴確定後も過ちを認めない国と同調者の素顔。2001年5月、ハンセン病国賠訴訟の熊本判決を受け入れ、過ちを反省したかに見えた国・厚労省。だが実は控訴断念の瞬間から、強制隔離政策の正当化と責任回避の論理が主張されていた。熊本判決以後もやまない国家の無反省ぶりと開き直りの言説を批判。また、新たに判明した日本軍占領下の「南洋群島」での患者虐殺の事実に初めて光をあてる。
目次 序章 2001年5月以後;第1章 熊本判決からの出発―裁かれなかった犯罪;第2章 「救癩」思想と皇室―「御仁慈」の押し売りと過ちへの無反省;第3章 光田健輔と小笠原登―学者のあるべき姿について;第4章 戦争犯罪としての隔離―「南洋群島」で虐殺の痕跡をたどる;補論1 ききとりOdiu Rengos氏;第5章 国の「まきかえし」―強制隔離正当化論の復活;第6章 ハンセン病をめぐる差別の連鎖―問題解決の手がかりとして;補論2 ハンセン病問題の現場から―新聞紙上の評論
ISBN(13)、ISBN 978-4-7803-0174-8   4-7803-0174-2
書誌番号 1108031073

所蔵

所蔵は 1 件です。現在の予約件数は 0 件です。

所蔵館 所蔵場所 別置 請求記号 資料区分 状態 取扱 資料コード
中央 書庫 498.6/229 一般書 利用可 - 2040807228 iLisvirtual