今井上 /著   -- 笠間書院 -- 2008.6 -- 22cm -- 355,6p

資料詳細

タイトル 源氏物語表現の理路
著者名等 今井上 /著  
出版 笠間書院 2008.6
大きさ等 22cm 355,6p
分類 913.36
注記 文献あり 索引あり
著者紹介 1973年横浜市生まれ。96年上智大学文学部卒。2005年東京大学大学院人文社会系研究科博士課程単位取得退学。現在、日本学術振興会特別研究員。
内容紹介 源氏物語の自閉した「私の読み」を超えるために。「源氏物語」の人物・和歌・表現について、作品をていねいに読み込む正統的方法で従来の「読み」を問い直し、「源氏物語」の本性に迫る。
要旨 現行の注釈書や従来の解釈に問題はないのかと問い直し、注釈作業を練磨する中から、本文に即したより正確な理解を獲得すること、そうした手続きを経てはじめて『源氏物語』の読み取りは真の意味で更新され、問題意識は再び他者と共有しうるものになるのではないか。源氏物語の自閉した「私の読み」を超えるために。
目次 序 『源氏物語』の人物・和歌・表現;1 作中人物と言葉(情け・六条御息所と光源氏;六条御息所生霊化の理路―「うき」をめぐって;朝顔姫君の形象と主題―「変わる心」と「変わらぬ心」;光源氏論―澪標巻「思ふ様にかしづき給ふべき人」をめぐって);2 作中和歌の領分(白露の光そへたる―夕顔巻の和歌の言葉へ;氷閉づる月夜の歌―朝顔巻の和歌の解釈をめぐって;浮舟と「峰の雨雲」―浮舟巻「かきくらし」の一首をめぐって;踏み惑う薫と夢浮橋―宇治十帖の終末についての試論);3 物語世界の内と外(三歳源氏の内裏退出―桐壼巻の時間と延喜天暦准拠説;光安朝の遊離魂現象と『源氏物語』―葵巻の虚と実;松風巻論―光源氏の栄華の起点として;宿木巻論―時間・語り・主題);結 闇に惑われぬ光源氏と「不致仕」の思想―物語の精神的基底
ISBN(13)、ISBN 978-4-305-70383-5   4-305-70383-1
書誌番号 1108042169
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1108042169

所蔵

所蔵は 1 件です。現在の予約件数は 0 件です。

所蔵館 所蔵場所 別置 請求記号 資料区分 状態 取扱 資料コード
中央 書庫 913.3/586 一般書 利用可 - 2044031216 iLisvirtual