間違いだらけの「支倉常長」論考 --
大泉光一 /著   -- 雄山閣 -- 2008.6 -- 21cm -- 261p

資料詳細

タイトル 捏造された慶長遣欧使節記
副書名 間違いだらけの「支倉常長」論考
著者名等 大泉光一 /著  
出版 雄山閣 2008.6
大きさ等 21cm 261p
分類 210.52
件名 日本-対外関係-ヨーロッパ-歴史-江戸時代
個人件名 支倉常長
注記 文献あり
著者紹介 1943年長野県生まれ。メキシコ国立自治大学東洋研究所研究員等を経て、日本大学国際関係学部・大学院国際関係研究科助教授、教授を歴任、2007年から青森中央学院大学大学院教授。第19回和辻哲郎文化賞受賞。慶長遣欧使節関連の著書、論文多数。
内容紹介 捏造された歴史、あるいは、美化された史実が、人々に「常識」として、とらえられてしまうことがある。本書は、国宝肖像画の贋作疑惑を検証しつつ、虚構化され、偽造された「支倉常長」論考を糾す。
要旨 「慶長遣欧使節」は、本当に“栄光の使節”だったのか?!捏造された歴史、あるいは、美化された史実が、人々に「常識」として、とらえられてしまう事がある。本書は、国宝肖像画の贋作疑惑を検証しつつ、虚構化され、偽造された「支倉常長」論考を糾す。
目次 第1章 キリシタン時代の歴史学研究のあり方―慶長遣欧使節研究の必要条件;第2章 NHK総合テレビ「その時歴史が動いた」の番組捏造疑惑―古いスペイン語文書の捏造訳による歴史解釈の問題に迫る;第3章 慶長遣欧使節関連史料について―「アンジェリス書簡」は使節の真相究明に不可欠;第4章 捏造された遣欧使節史―恣意的に史実を捏造し、論争相手に酷評を浴びせる;第5章 ローマ・カヴァッツァ伯所蔵の「日本人武士像」は『支倉常長』ではなく『小寺池外記』―制作者は「クロード・ドウルエ」ではなく「アルキータ・リッチ」;第6章 使節一行のジェノヴァからマドリードまでの復路―ソテロ書簡および「死者・埋葬台帳」から困窮状態が判明;第7章 田中英道氏の著書(A)および(B)に散見される主な誤記―歴史研究には客観的な史料が不可欠;第8章 なぜ「栄光の使節」でなければならないのか―使節評価のあるべき姿とは;第9章 田中氏の支倉常長関連著書の「書評」―評者による専門的な内容の吟味が不可欠;第10章 絵画史料をもとにした歴史評価の問題点―国宝「支倉常長半身像」の科学的調査が不可欠
ISBN(13)、ISBN 978-4-639-02042-4   4-639-02042-2
書誌番号 1108046003

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