紫の上は「幸せ」だったのか -- 中公新書 --
立石和弘 /著   -- 中央公論新社 -- 2008.9 -- 18cm -- 227p

資料詳細

タイトル 男が女を盗む話
副書名 紫の上は「幸せ」だったのか
シリーズ名 中公新書
著者名等 立石和弘 /著  
出版 中央公論新社 2008.9
大きさ等 18cm 227p
分類 913.3
件名 物語文学 , 結婚
注記 文献あり
著者紹介 1968年東京都生まれ。90年國學院大学文学部卒。97年同大学大学院文学研究科日本文学専攻博士課程後期単位取得退学。現在、青山学院大学、立教大学、恵泉女学園大学非常勤講師。
内容紹介 「源氏物語」「伊勢物語」「更級日記」など、平安物語文学は略奪婚=「男が女を盗む話」を繰り返し描いてきた。男はなぜ女を盗むのか、女はそれにどう対処したのか。新たな切り口で1000年前の物語が甦る。
要旨 『源氏物語』の主人公光源氏と紫の上は正式な婚姻関係を結んでいない。光源氏による強引な掠奪によって二人の関係は始まり、このことは物語のその後の展開に大きな影をおとしている。平安物語文学は『源氏物語』のみならず、『伊勢物語』『更級日記』などでも掠奪婚=「男が女を盗む話」を繰り返し描いてきた。男はなぜ女を盗むのか、女はそれにどう対処したのか。新たな切り口で千年前の物語が甦る。
目次 第1章 『伊勢物語』の嫁盗み(芥川段はどう描かれたか;芥川段はどう語られたか;背負われる女;男女のコミュニケーション;鬼と女;嫁盗みの失敗);第2章 『大和物語』の嫁盗み(拒む女;身分違いの恋;女性拉致監禁事件;安積山段を読み直す);第3章 『源氏物語』の嫁盗み(映画の中の描かれ方;若紫掠奪;紫の上は「幸せ」だったのか;移動させられる女たち;柏木と女三の宮);第4章 嫁盗みの反転(『更級日記』竹芝寺縁起;笑話としての嫁盗み)
ISBN(13)、ISBN 978-4-12-101965-3   4-12-101965-2
書誌番号 1108068215
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1108068215

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