憑く心身から病む心身へ -- 越境する近代 --
兵頭晶子 /著   -- 青弓社 -- 2008.11 -- 22cm -- 322p

資料詳細

タイトル 精神病の日本近代
副書名 憑く心身から病む心身へ
シリーズ名 越境する近代
著者名等 兵頭晶子 /著  
出版 青弓社 2008.11
大きさ等 22cm 322p
分類 493.71
件名 精神病理学 , 憑きもの
注記 索引あり
著者紹介 1978年兵庫県生まれ。立命館大学文学部卒。大阪大学大学院文学研究科博士後期課程修了。現在、日本学術振興会特別研究員、学習院大学非常勤講師、大阪大学非常勤講師。専攻は歴史学。第1回日本思想史学会奨励賞を受賞。
内容紹介 いつから私たちに狐が憑かなくなったのか。精神を病む経験を刻印された心身は、様々な監視・排除を受けて医療観察法に囚われていく。民俗や宗教から司法、社会事業までをも貫く人間像の転換を、多史料から紡ぎ出す。
要旨 いつから、私たちに狐は憑かなくなったのか。憑かれるという知覚を否定され、精神を病む経験を刻印された心身は、刑法三十九条を経て医療観察法に囚われていく。民俗や宗教から司法、社会事業までをも貫く人間像の転換を、近世から現代までの歴史事象をもとに明らかにして、その延長上にある現在を問い直す。
目次 序章 「憑かない心身」からの問い;第1章 精神医学史はなぜ“もの憑き”を語るのか―憑く心身との邂逅;第2章 “もの憑き”は医の領域に属するか―日本近世の問い;第3章 “もの憑き”の再定義―病む心身が構築される過程;第4章 “もの憑き”をめぐる世界観の剥奪―「憑物」問題の成立;第5章 憑く心身か、病む心身か―大本と「変態心理」の相剋;第6章 病む心身の主題化―新刑法と精神病者監護法・精神病院法;第7章 未然の危険をめぐって―社会問題の「予防」と病む心身;終章 精神病の日本近代
ISBN(13)、ISBN 978-4-7872-2032-5   4-7872-2032-2
書誌番号 1108084480
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1108084480

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