ギリシャ悲劇とギリシャ神話 -- 書物誕生 あたらしい古典入門 --
逸身喜一郎 /著   -- 岩波書店 -- 2008.11 -- 20cm -- 227p

資料詳細

タイトル ソフォクレース『オイディプース王』とエウリーピデース『バッカイ』
副書名 ギリシャ悲劇とギリシャ神話
シリーズ名 書物誕生 あたらしい古典入門
著者名等 逸身喜一郎 /著  
出版 岩波書店 2008.11
大きさ等 20cm 227p
分類 991
件名 ギリシア文学 , 悲劇
注記 背のタイトル:『オイディプース王』と『バッカイ』
注記 文献あり
著者紹介 1946年大阪市生まれ。75年東京大学大学院人文科学研究科西洋古典学専門課程博士課程単位取得退学。現在、東京大学大学院人文社会系研究科・文学部教授。
内容紹介 真実を求めたオイディプースと、真実から逃れようとしたペンテウス。対照的な2人の主人公が歩んだのは、共に「滅びの道」だった。神と人間、運と運命、物語の連鎖と反復…。両義性に満ちた悲劇の世界を読み解く。
要旨 「自分は何者か」という真実を求めつづけるオイディプース王と、「ディオニューソス信仰」という宗教の現実を拒みつづけるペンテウス。“知る”ことについて対照的な態度をとる二人の主人公の行き着く先は、どちらも破滅であった。だとすれば、「汝自身を知れ」というあのあまりにも名高い神託は、いったい何を意味していたのだろうか―。古代ギリシャが生んだ最大の文学ジャンルである悲劇は、神話に取材しつつも、そこにさまざまな「仕掛け」を凝らすことで独自の発展を遂げた。劇世界では、神と人はいかに関わり、また「運」と「運命」はどう描かれるのか?物語展開の「連鎖構造」と「カタログ構造」とは?―二つの劇を縦横に読み解きながら、その尽きせぬ魅力に迫る。
目次 第1部 書物の旅路―神話から悲劇へ、悲劇から書物へ(悲劇を「読む」ということ;神話という素材;ギリシャ悲劇の上演と伝承);第2部 作品世界を読む―悲劇の精髄(劇の構造;ふたつの悲劇からの問いかけ;悲劇の「部品」)
ISBN(13)、ISBN 978-4-00-028282-6   4-00-028282-4
書誌番号 1108084773

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