中国文化のバロメーター -- 書物誕生 あたらしい古典入門 --
大木康 /著   -- 岩波書店 -- 2008.11 -- 20cm -- 211p

資料詳細

タイトル 『史記』と『漢書』
副書名 中国文化のバロメーター
シリーズ名 書物誕生 あたらしい古典入門
著者名等 大木康 /著  
出版 岩波書店 2008.11
大きさ等 20cm 211p
分類 222.03
注記 文献あり
著者紹介 1959年横浜生まれ。86年東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学。現在、東京大学東洋文化研究所教授。中国文学専攻。
内容紹介 後世に大きな影響を与えた点で、いずれもひけをとらない『史記』と『漢書』。対照的な2つの歴史書の執筆姿勢を原典に即して読み解き、『史記』を求めた時代、『漢書』を求めた時代の様相や歴史観、文学観を探る。
要旨 後世に大きな影響を与えた点で、いずれもひけをとらない『史記』と『漢書』。しかし、どちらをより優れた歴史書とみなすかは、時によって変化してきた。文体も、儒教との距離のとり方も、そして作者の生き方も対照的な二書を、それぞれの時代の人々がどう読み、どう評価したか―その読書史を探っていくと、逆にその時代の様相や歴史観、文学観が照らし出されてくる。本書では、歴史家の使命が語られる『史記』列伝冒頭の伯夷列伝や、『漢書』の風変わりな歴史人物ランキング「古今人表」など、原典に即して司馬遷や班固の思考を読み解きながら、『史記』と『漢書』の二〇〇〇年の旅路を読者とともに散策する。
目次 第1部 書物の旅路―『史記』と『漢書』の二〇〇〇年(正史としての『史記』『漢書』;『史記』と『漢書』のちがい;司馬遷の生涯;班固の生涯;『史記』と『漢書』の読書史―『漢書』の時代;中唐における『史記』ルネッサンス;印刷時代の『史記』と『漢書』;『史記評林』と『漢書評林』;結び―東西の両横綱としての『史記』と『漢書』);第2部 作品世界を読む―文字の背後にあるもの(歴史家の弁明―『史記』「伯夷列伝」を読む;劉邦は「逃げた」のか、「跳んだ」のか;『漢書』「古今人表」)
ISBN(13)、ISBN 978-4-00-028283-3   4-00-028283-2
書誌番号 1108084774

所蔵

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所蔵館 所蔵場所 別置 請求記号 資料区分 状態 取扱 資料コード
中央 5階人文科学 Map 222.0 一般書 利用可 - 2041680493 iLisvirtual
都筑 公開 Map 222 一般書 利用可 - 2041782989 iLisvirtual