『アブサロム、アブサロム!』の真実 --
藤平育子 /著   -- 研究社 -- 2008.12 -- 20cm -- 518p

資料詳細

タイトル フォークナーのアメリカ幻想
副書名 『アブサロム、アブサロム!』の真実
著者名等 藤平育子 /著  
出版 研究社 2008.12
大きさ等 20cm 518p
分類 930.28
個人件名 フォークナー ウィリアム
注記 文献あり 著作目録あり 年譜あり 年表あり 索引あり
著者紹介 1969年東京都立大学大学院修了。岐阜女子短期大学、愛知教育大学、東京学芸大学、成城大学教授を経て、2002年より中央大学文学部教授。01年日本アメリカ文学会東京支部支部長。07年より日本ウィリアム・フォークナー協会会長。1997年度日本アメリカ学会清水博賞受賞。
内容紹介 「“私”+世界をひとつの文章で表わしたい」といったフォークナーの文学とはいったいどんなものだったのか。彼が幻視したアメリカを、「アブサロム、アブサロム!」を中心に解明する。
要旨 『アブサロム、アブサロム!』のチャールズ・ボンは本当に黒い血ゆえに弟ヘンリーに殺されるのか?饒舌なローザが言葉にできなかったこととは何か?「“わたし”+世界をひとつの文章で表わしたい」というフォークナーの大望は、監獄の窓の「小さなわたし」がアメリカと、さらに世界と時空を超えて“ジョイン”する奇跡と、大西洋の海を見つめる魂によって成し遂げられる。フォークナーが幻視した“アメリカ”を、『アブサロム』を中心に解明する。
目次 ヨクナパトーファへの旅;第1部 『アブサロム、アブサロム!』の真実(数枚のタブローカら『アブサロム、アブサロム!』が始まった;愛と言葉の伝染;「あったかもしれない」真実 ほか);第2部 記憶と家族幻想のエクリチュール(結婚の撹乱;墓石と手紙と遺書;「わたし」を語るローザ・コールドフィールド ほか);第3部 アメリカ幻想―『アブサロム、アブサロム!』の真実ふたたび(サトペンの「重罪」とは何か?;贖罪はいかにして可能か―十字架刑の子供たち;姉妹の贖罪と兄弟殺し ほか);ボーダーランドの「アメリカ」文学
ISBN(13)、ISBN 978-4-327-47218-4   4-327-47218-2
書誌番号 1108085058
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1108085058

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