武田珂代子 /〔著〕   -- みすず書房 -- 2008.12 -- 20cm -- 231,7p

資料詳細

タイトル 東京裁判における通訳
著者名等 武田珂代子 /〔著〕  
出版 みすず書房 2008.12
大きさ等 20cm 231,7p
分類 329.67
件名 極東国際軍事裁判 , 通訳
注記 文献あり
著者紹介 熊本市生まれ。現在、カリフォルニア州パシフィック・グローブ在住。モントレー国際大学翻訳通訳大学院准教授。会議・法務通訳者、翻訳者。
内容紹介 東京裁判の通訳について、法廷におけるリアルなコミュニケーション過程を明らかにするとともに、通訳学と政治社会学、架橋の成果を問う。新しい次元に進む、精緻な研究の嚆矢として贈る意欲作。
要旨 本書では、東京裁判の通訳について誤解を正す意味で、いったい誰がどのように通訳業務を遂行したかについて、さまざまな事実を掘り起こすことを第一の目的とした。日米両国で入手した資料やインタビューを基に通訳作業の全体像に光をあてるとともに、通訳体制の三層構造、通訳手順成立の過程、二世モニターの複雑な立場といった、東京裁判通訳における際立った特徴に焦点を当てた考察を行う。本書の第二の目的は、東京裁判通訳に関する事象を、通訳・翻訳学における理論や概念を基に分析・解説することである。通訳学とは、通訳の認知的プロセス、コミュニケーションの仲介者としての通訳者の役割、通訳史、通訳教授法など、通訳のさまざまな側面を研究する学問で、ここ数十年ほどで急速に発展した。ここでは、今日の通訳学の新潮流である社会科学的アプローチを適用し、東京裁判の歴史的・政治的文脈のみならず、裁判関係者間の力関係、通訳作業に関わった人々の社会的・文化的背景に目を向けながら、通訳事象の説明を試みる。新しい次元に進む精緻な東京裁判研究の嚆矢として贈る書。
目次 序章 なぜ東京裁判か;第1章 東京裁判の通訳体制;第2章 通訳者のプロフィール;第3章 東京裁判における通訳の特殊性;第4章 東條英機証言の通訳;第5章 東京裁判の通訳学;終章 東京裁判通訳の意義と今後の研究課題
ISBN(13)、ISBN 978-4-622-07422-9   4-622-07422-2
書誌番号 1108087261

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