ちくま学芸文庫 --
入不二基義 /著   -- 筑摩書房 -- 2009.1 -- 15cm -- 363p

資料詳細

タイトル 相対主義の極北
シリーズ名 ちくま学芸文庫
著者名等 入不二基義 /著  
出版 筑摩書房 2009.1
大きさ等 15cm 363p
分類 115
件名 認識論
要旨 すべては相対的で、唯一絶対の真理や正しさはない―この相対主義の「論理」を相対主義自身にも適用し、極限まで追いかける。その最果ての地で、どのような風景が目撃されるのか?本書では、ルイス・キャロルのパラドクス、マクタガートによる時間の非実在性の証明、デイヴィドソンの概念枠批判、クオリア問題等を素材に、「相対化」の問題を哲学する。相対主義を純化し蒸発させることを通して、「私たち」の絶対性を浮き彫りにすると同時に、その「私たち」も到達しえない“他なるもの”の姿を鮮やかに描き出す。ダイナミックな哲学の思考運動が体感できる名著。
目次 序章 「地平線と国境線」と「足の裏の影」;第1章 相対主義という考え方;第2章 プロタゴラスの人間尺度説;第3章 相対主義は自己論駁的か;第4章 アキレスと亀とルイス・キャロルの「三者関係」;第5章 相対主義とその周辺;第6章 「枠組み」の問題;第7章 「ない」よりもっと「ない」こと;第8章 「ない」ことの連鎖;第9章 相対主義と実在論の極限における一致
ISBN(13)、ISBN 978-4-480-09195-6   4-480-09195-5
書誌番号 1109001089

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