1890-1920 --
岩佐壮四郎 /著   -- 彩流社 -- 2009.1 -- 20cm -- 293p

資料詳細

タイトル 日本近代文学の断面
副書名 1890-1920
著者名等 岩佐壮四郎 /著  
出版 彩流社 2009.1
大きさ等 20cm 293p
分類 910.26
件名 日本文学-歴史-近代
著者紹介 1946年島根県生まれ。早稲田大学大学院文学研究科博士課程修了。現在、関東学院大学文学部教授。専攻:日本近代文学。著作「世紀末の自然主義」「抱月のベル・エポック」第20回サントリー学芸賞受賞他。
内容紹介 明治大正の文学を新しい視角から照射。いわゆる世紀転換期から戦間期にかけての作品や言説を通して、「自然」「恋愛」「理想」「ユートピア」「検閲」「家父長制」などの問題系を巡る日本近代文学の断面を焙り出す。
要旨 近代ヨーロッパに出自する「観念」を中心に、世紀転換期の日本文学の断面に光を当てる試み!1890年代から1900年代にかけていわゆる世紀転換期から、戦間期にかけての作品や言説を通して、「自然」「恋愛」「理想」「ユートピア」「検閲」「家父長制」「大衆文化」等の問題系をめぐる日本近代文学の断面を焙り出す。
目次 「自然」という思想―世紀転換期を中心に;没理想論争と島村抱月―「理想」をめぐって;“婿捜し譚”から“恋愛小説”へ―夏目漱石『三四郎』の場合;検閲・家父長制・女優―『故郷』上演をめぐって;長田幹彦とは誰か―宇野浩二『苦の世界』;「写真」との対話―国木田独歩『少年の悲哀』と魯迅『藤野先生』;青果の“場”―真山青果『枝』と王権の交代;大衆社会と演劇―藝術座の「二元の道」にふれて;啄木の新世紀―ニーチェ主義・「聖性破壊」・「芸術」の聖化;歌わない啄木―井上ひさし『泣き虫なまいき石川啄木』を通して;愛欲小説・その一面―近松秋江『黒髪』の場合;「八ツ橋」の笑い・『黒髪』・〈宿命の女〉;森鴎外・シュニッツラー・山本有三―フロイトの影;ブルームズベリー・グループと白樺派―その同時代的血縁関係;芥川的江クリチュールをめぐって;〈雅号〉の終焉―〈文人〉から〈芸術家〉へ
ISBN(13)、ISBN 978-4-7791-1405-2   4-7791-1405-5
書誌番号 1109005959
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1109005959

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