「宝」を守る公共事業へ --
高橋ユリカ /著   -- 岩波書店 -- 2009.1 -- 20cm -- 330,9p

資料詳細

タイトル 川辺川ダムはいらない
副書名 「宝」を守る公共事業へ
著者名等 高橋ユリカ /著  
出版 岩波書店 2009.1
大きさ等 20cm 330,9p
分類 517.7
件名 ダム
注記 文献あり 年表あり
著者紹介 1956年東京生まれ。早稲田大学第一文学部卒。在学中にオレゴン州立大学に交換留学生として学ぶ。出版社で女性誌などの編集に携わった後、ライターとして活動を始める。現在は、下北沢を基点に、「公共性」をテーマに都市デザイン・建築などについても取材執筆。
内容紹介 2008年夏の熊本県知事による「川辺川ダム計画白紙撤回」宣言に到るまで、意義を失った巨大公共事業計画に翻弄され続けた住民たち。その苦闘を伝えつつ、地域に根ざしたこれからの公共事業のあり方を探る。
要旨 二〇〇八年九月に発表された蒲島郁夫熊本県知事による劇的な「川辺川ダム計画白紙撤回」宣言。しかしここに至るまで、四二年前に国が決めた、無駄な公共事業の象徴ともいわれる巨大ダム計画に住民たちは翻弄され続けた。人々が川を財産として生業としてきた漁業や観光を立ち行かなくさせ、ときに生命と生活すら脅かす巨大ダム。受益者である洪水体験者も農家もいらないといったダム計画にあくまで固執したのは、国交省・農水省だった。清流の流れる故郷を未来に残すため、誇りをかけて闘った多くの人々に長年にわたって寄り添い、その声を伝えながら、地域を再生させるこれからの公共事業のあり方をさぐる渾身のルポルタージュ。
目次 序章 球磨川こそが守るべき宝である;第1章 「川辺川ダム」計画がたてられた―ダム計画以前、以後の人吉・五木・相良で;第2章 球磨川鮎と川辺川の誇り―「日本一」だからこそ守りたい;第3章 潮谷知事と公共事業見直しの時代―「全国初」を連打して諦めなかった人たち;第4章 見直すべきは国交省・農水省―それでもダムを前提にするのはなぜか;終章 川はどうあるべきか。そして、これから
ISBN(13)、ISBN 978-4-00-022490-1   4-00-022490-5
書誌番号 1109006757

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