ちくま学芸文庫 --
鈴木博之 /著   -- 筑摩書房 -- 2009.2 -- 15cm -- 300p

資料詳細

タイトル 東京の地霊(ゲニウス・ロキ)
シリーズ名 ちくま学芸文庫
著者名等 鈴木博之 /著  
出版 筑摩書房 2009.2
大きさ等 15cm 300p
分類 291.36
件名 東京
要旨 三井財閥と久能木一族が争った一等地・日本橋室町、薄幸の皇女の影をひきずる林野庁宿舎跡地、天海僧正が京都を模した上野の山…。どのような土地にも、時を経ても消えることのない歴史・記憶の堆積、「地霊(=ゲニウス・ロキ)」がある。それは、土地に結びついた連想性と可能性を生み、その可能性の軌跡が都市をつくり出していく。江戸から平成まで、近代の東京の歴史は、そうした土地の歴史の集積として見ることができるだろう。数奇な変転を重ねた都内13カ所の土地を、新しい視点から考察し、広く話題を呼んだサントリー学芸賞受賞作。
目次 港区六本木 民活第一号の土地にまつわる薄幸―時代に翻弄された皇女の影を引きずる林野庁宿舎跡地;千代田区紀尾井町 「暗殺の土地」が辿った百年の道のり―怨霊鎮魂のため袋地となった司法研修所跡地の変遷;文京区‐護国寺 明治の覇者達が求めた新しい地霊―その「茶道化」の立役者・高橋箒庵;台東区‐上野公園 江戸の鬼門に「京都」があった―いまも生きつづける家康の政治顧問・天海の構想;品川区‐御殿山 江戸の「桜名所」の大いなる変身―庶民の行楽地から時代の覇者達の邸宅地へ;港区芝 現代の「五秀六艶楼」のあるじ―「さつまっぱら」と郷誠之助と日本電気の関係;新宿区‐新宿御苑 幻と化した「新宿ヴェルサイユ宮殿」―造園家・福羽逸人の構想と三代の聖域;文京区‐椿山荘 目白の将軍の軍略にも似た地政学―権力者・山県有朋の土地と庭園に対する眼力;中央区日本橋室町 三井と張り合う都内最強の土地―九三坪二合九勺に賭けた久能木一族の意地;目黒区目黒 「目黒の殿様」がみせた士魂商才―明治の秀才・久米邦武の土地に対する先見の明;文京区本郷 東大キャンパス内の様々なる意匠―安田講堂はなぜ東大の“象徴”なのか;世田谷区深沢 東京西郊の新開地・うたが・
ISBN(13)、ISBN 978-4-480-09201-4   4-480-09201-3
書誌番号 1109009702
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1109009702

所蔵

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所蔵館 所蔵場所 別置 請求記号 資料区分 状態 取扱 資料コード
中央 書庫 文庫本 291.3/99 一般書 利用可 - 2072124670 iLisvirtual
港北 公開 文庫本 291.3 一般書 貸出中 - 2051730685 iLisvirtual