熱とエントロピー -- ちくま学芸文庫 -- Math & science
山本義隆 /著   -- 筑摩書房 -- 2009.2 -- 15cm -- 414p

資料詳細

タイトル 熱学思想の史的展開 3
副書名 熱とエントロピー
シリーズ名 ちくま学芸文庫 Math & science
著者名等 山本義隆 /著  
出版 筑摩書房 2009.2
大きさ等 15cm 414p
分類 426.02
件名 熱学-歴史
注記 現代数学社1987年刊の改稿
注記 文献あり 索引あり
要旨 「エントロピー」の誕生は難産だった。熱の動力をめぐるカルノー以来の苦闘をへて、熱力学はやがて第1法則と第2法則を確立し、ついにエントロピー概念に到達する。マクロな自然の秘密を明るみに出したそのエントロピーとは何か。「エネルギーの散逸」とのみ捉えられがちな誤謬を正しつつ議論は進む。第3巻は熱力学の完成とその新たな展開。マクスウェル、トムソンらの寄与とクラウジウスの卓抜な総合化、さらにギブズの化学平衡論により制約因子としてのエントロピーの本性が明らかとなってゆく。論文・書簡を含む多くの原典を博捜して成った壮大な熱学史。格好の熱力学入門篇。全3巻完結。
目次 第5部 熱力学の原理の提唱(熱の普遍性の原理 熱力学第1法則の確立―クラウジウスの50年論文(その1);熱の特殊性の原理 熱力学第2法則の提唱―クラウジウスの50年論文(その2);カルノー関数と絶対温度をめぐって―ウィリアム・トムソンの問題意識;ジュール‐トムソン効果と絶対温度の定義―トムソン:1852‐54年;熱力学第2法則の数学的表現―トムソンとクラウジウス:1854年);第6部 エネルギーとエントロピー(第2法則からエントロピーへ―クラウジウスの模索;熱力学の体系化にむけて―利用可能なエネルギーと平衡条件;自由エネルギーと熱学の体系―ヨシア・ウィラード・ギブズ;ネルンストの定理と熱力学第3法則―ネルンストとプランク;熱学と熱的地球像―熱学が意図してきたもの)
ISBN(13)、ISBN 978-4-480-09183-3   4-480-09183-1
書誌番号 1109009704
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1109009704

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中央 書庫 文庫本 426.0/3 一般書 利用可 - 2042107797 iLisvirtual
都筑 公開 Map 文庫本 426 一般書 利用可 - 2046909707 iLisvirtual