研文選書 --
高木重俊 /著   -- 研文出版 -- 2009.2 -- 20cm -- 260,5p

資料詳細

タイトル 唐代科挙の文学世界
シリーズ名 研文選書
著者名等 高木重俊 /著  
出版 研文出版 2009.2
大きさ等 20cm 260,5p
分類 920.24
件名 中国文学-歴史-唐時代 , 科挙
注記 文献あり 索引あり
要旨 中国史上はじめて科挙という社会的事象が定着し、士人の精神や人生に新たな影響を与えたのは唐代の三百年である。詩文をもって選抜する試験は、文学史に初めて新たな題材を提供しただけでなく、以後千年にわたり、良きにつけ悪しきにつけてモデルとなった。科挙の歴史的展開と変遷を見るためにも、唐代の科挙文学の世界は重要なのである。ただ、話題は科挙だけにとどまらず、銓選(任官選考)や推挙を要請する士人の行動にも及んでいる。名利の世界への飛翔を願った唐代の知識人が、科挙と銓選という選抜のシステムにいかに立ち向かい、その得喪の結果から生じた思いをいかに文字に託したか、さらにまた、幸いに官人としての身分を得ても、およそ順調な官僚生活とは無縁だった大多数の士人たちが、文章に託してどんなメッセージを歴史に書き込んだのかを見ようとした。
目次 第1章 「至公」に寄せる思い(はじめに;古代の伝承から ほか);第2章 韻文篇(受験生たちの長安;及第詩 ほか);第3章 散文篇(干謁の文章;筆記小説から);第4章 貢挙・銓選と「文章」(はじめに;文章と経国・立身 ほか);第5章 詩人任華の咆哮(任華における李白・杜甫;任華の自薦と文学)
ISBN(13)、ISBN 978-4-87636-295-0   4-87636-295-5
書誌番号 1109014513
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1109014513

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