話者の「語り」から -- 和泉選書 --
真田信治 /著   -- 和泉書院 -- 2009.2 -- 20cm -- 128p

資料詳細

タイトル 越境した日本語
副書名 話者の「語り」から
シリーズ名 和泉選書
著者名等 真田信治 /著  
出版 和泉書院 2009.2
大きさ等 20cm 128p
分類 810.2
件名 日本語-歴史-昭和時代
注記 文献あり 索引あり
著者紹介 1946年富山県生まれ。70年東北大学大学院文学研究科修士課程修了。現在、大阪大学大学院文学研究科教授。著書「地域言語の社会言語学的研究」金田一京助記念賞、「在日コリアンの言語相」ほか。
内容紹介 旧日本統治領に残る、かつての日本語学習者たちの日本語はどのようなものか。日本の植民地下・占領下に生きた現地の話者たちの「語り」の部分に焦点を当てて、越境した日本語の実態をレポートする。
要旨 アジア・太平洋の各地、特にかつての大東亜共栄圏には、戦前・戦中に日本語を習得し、今もその日本語能力を維持する人々が数多く存在している。著者はこれまで、日本の旧統治領であった台湾、ミクロネシア(南洋群島)、韓国、サハリン(樺太)、さらには中国東北部などを歩き、彼地の日本語運用をめぐってのフィールドワークを行ってきた。日本が撤退して60年以上が経過したが、これらの地に居住するかつての日本語学習者たちはどのような種類の日本語を維持しているのか。それは母語話者や現在の日本語学習者が話す日本語と同じものなのか、それとも異なるものなのか。そして、その日本語には地域間や個人間で違いがあるのか。あるとすればそれはどのような違いなのか。また、そのような違いが生じた理由は何なのか。本書は、日本の植民地下・占領下に生きた現地の話者たちの「語り」の部分に焦点をあてて、越境した日本語の実態をレポートしたものである。
目次 序 越境した日本語のその後;1 台湾における言語生活史の一斑;2 南洋群島(ミクロネシア)での日本語の役割;3 朝鮮半島(コリア)における日本語の位相;4 樺太(サハリン)での戦後―残留コリアンHさんの事例;5 再び台湾―日本語ベースのクレオール
ISBN(13)、ISBN 978-4-7576-0501-5   4-7576-0501-3
書誌番号 1109015286

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