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【図書】 楽市論

初期信長の流通政策 -- 叢書・歴史学研究 --
安野眞幸 ／著   -- 法政大学出版局 -- ２００９．４ -- ２２ｃｍ -- ３００，１５ｐ

資料詳細

タイトル 楽市論
副書名 初期信長の流通政策
シリーズ名 叢書・歴史学研究
著者名等 安野眞幸 ／著  
出版 法政大学出版局 ２００９．４
大きさ等 ２２ｃｍ ３００，１５ｐ
分類 672.1
件名 日本－商業－歴史－中世
注記 索引あり
著者紹介 １９４０年横須賀生まれ。６４年東京大学文学部卒。７３年同大学院国史学博士課程満期退学。７６年弘前大学教養部講師。２００６年同大学教育学部教授定年退職、聖徳大学人文学部歴史文化コース教授。サントリー学芸賞受賞。
内容紹介 織田信長が発した、岐阜・金森・安土宛て「楽市令」をはじめ、熱田八カ村、知多郡・篠島商人、尾張鋳物師、瀬戸商人団など宛て、流通政策文書を精細に解読・分析。楽市楽座研究に斬新な問題提起を行う１冊。
要旨 尾張統一から美濃併合を経て、上洛・石山合戦に至る過程で、織田信長が発した、岐阜・金森・安土宛て「楽市令」はじめ、熱田八カ村、知多郡・篠島商人、尾張鋳物師、瀬戸商人団等々宛て、流通政策文書を精細に解読・分析する。「免許」「免除」文言の同一視、小野晃嗣らによる「完全な課税免除の市場」という定説、それらに依拠した諸研究、とくに近年勝俣鎮夫・網野善彦らが強調した「無縁」「縁切り」原理の根拠を批判的に検証、近世城下町における「道路強制」も石山合戦時の信長の経済政策に淵源することを実証して、楽市楽座研究に斬新な問題提起を行なう。
目次 序　楽市論への招待；１　尾張統一へ―往反の自由（熱田八カ村宛て制札―都市熱田の成立；知多郡・篠島商人宛て自由通行令―保護の見返り；水野太郎左衛門―鋳物師の縄張り　ほか）；２　美濃併合へ―楽市令の登場（尾張二宮宛て定書―信清と弓矢徳政；富士大宮楽市令―今川権力の排除；上加納楽市令―寺内町から楽市場へ）；３　上洛から石山合戦へ―市場強制・道路強制（苻中府宮宛て定書―通行の自由から強制へ；金森楽市令―寺内町の換骨奪胎；安土楽市令―大坂並体制の克服）
ISBN(13)、ISBN 978-4-588-25055-2　　 4-588-25055-8
書誌番号 1109031095
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1109031095

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