アメリカのナノテク戦略 --
デイヴィッド・M.ベルーベ /〔著〕, 五島綾子 /監訳, 熊井ひろ美 /訳   -- みすず書房 -- 2009.6 -- 22cm -- p281~525,52p

資料詳細

タイトル ナノ・ハイプ狂騒 下
副書名 アメリカのナノテク戦略
著者名等 デイヴィッド・M.ベルーベ /〔著〕, 五島綾子 /監訳, 熊井ひろ美 /訳  
出版 みすず書房 2009.6
大きさ等 22cm p281~525,52p
分類 502.53
件名 科学技術-アメリカ合衆国
注記 Nano-hype./の翻訳
注記 索引あり
著者紹介 【ベルーベ】ニューヨーク大学でコミュニケーション学を修める。バーモント大学教授などを経て、1990サウスカロライナ大学教授に着任。同大学ナノ・センターのナノ倫理部門長に就任。国際ナノテクロジー協議会委員等を務めた。2008年からノースカロライナ州立大学教授。
内容紹介 熱狂と懐疑の間で揺れる投資家たち、リスクをめぐり意見の対立する研究者、市民…。本巻では、経済産業界におけるナノテク開発とハイプの様相、ナノテクの環境リスクと毒性に関する現在の知見などを明らかにする。
要旨 下巻ではまず経済産業界におけるナノテク開発とハイプの様相がとりあげられる。そこではハイプとバブルに向かう傾向と、徹底した現実主義が表裏一体となっている。本書全体のなかで見ると、経済関連メディア発の情報の偏りと目敏さの両方が浮き彫りになる。最終の二章で著者は科学技術の社会的・倫理的影響(SEIN)の研究の意義を訴えつつ、SEINをめぐる産・官・学の関係者それぞれの思惑と事情を率直に明かしている。科学技術と社会が相互作用する領域をユニークな手法で提示し、社会に駆動される先端科学技術の姿を映し出す本書は、21世紀における両者の関係を理解するための必読書となるだろう。日本のナノ・ハイプに詳しい監訳者の解説を巻末に付す。
目次 第7章 ナノ産業およびナノ起業家(ナノテクノロジーの経済;ナノテクノロジーのビジネス;既存の多国籍企業;新興企業およびベンチャーキャピタル;ナノシス新規株式公開の顛末;個人;ナノビジネス・アライアンス);第8章 非政府組織とナノ(支持派;反対派;結論);第9章 ナノハザードおよびナノ毒物学(時間枠、および時間枠に応じた倫理的見積り;不安と恐怖;ナノ毒物学への投資;ナノ毒性調査入門;リスク分析;環境上の懸念およびその倫理;結論);第10章 ナノテクノロジーの社会的および倫理的影響の研究(診断;SEINの定義;象徴としてのSEIN;進行中の研究;SEINの状況;結論);第11章 ナノ科学技術政策形成における公共圏(呼びかけ;公衆の状況;挑戦;公共圏の定義;科学と公共圏;公衆と対抗的公衆;運動について;実験;問題解決?;結論)
ISBN(13)、ISBN 978-4-622-07461-8   4-622-07461-3
書誌番号 1109045594

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