記録から文学へ -- 上代文学会研究叢書 --
神田典城 /編   -- 笠間書院 -- 2009.7 -- 22cm -- 543p

資料詳細

タイトル 風土記の表現
副書名 記録から文学へ
シリーズ名 上代文学会研究叢書
著者名等 神田典城 /編  
出版 笠間書院 2009.7
大きさ等 22cm 543p
分類 913.2
件名 風土記
注記 年表あり 索引あり
著者紹介 1949年生まれ。学習院女子大学国際文化交流学部教授。「古代出雲と死者の世界」「日本神話論考」、編「対照神代記紀」、共編「日本神話事典」。
内容 内容: 文献 風土記本文の復元について   廣岡義隆著
内容紹介 風土記とは何か。風土記を編纂するということは、いかなる営みであったのか…。文献そのものの検討を含み込んだ上で、文学の視点を設定し、国ごとの個別研究から先へ踏み込んだ風土記総合研究。
要旨 風土記とは何か。風土記を編纂するということはいかなる営みであったのか。風土記の編纂に当たった人々、彼らは中央政府に示すべき伝承を選び、それを文字化した。そこには読者を意識した表現の芽生えがあり、まさに「文学」意識の第一歩というべきである。文献そのものの検討を含み込んだ上で、文学の視点を設定し、国ごとの個別研究から先へ踏み込んだ風土記総合研究。
目次 1 文献(風土記本文の復元について;『常陸国風土記』再発見前夜―藩撰地誌『古今類聚常陸国誌』;三條西家本播磨国風土記の字体をいかに理解するか―木簡や正倉院文書との比較から;中世から近世にかけての風土記受容史の一斑);2 文体・文字(文体・文字総論;『常陸国風土記』の文体―「存」を中心にして;『播磨国風土記』の表記―文体との関わり;『出雲国風土記』地名起源記事の文体―“秋鹿郡”を中心に;西海道乙類風土記の字音仮名について;肥前国風土記の文章―進取の気性);3 説話(巫女の死―風土記説話の水準;「新治の国小筑波の岳」に込められた意味―『常陸国風土記』香澄里・新治洲条;霊つるぎの主張―播磨国風土記・旧聞異事の生成;『出雲国風土記』の説話表現―感情描出をめぐって;「大足彦天皇」の姿―『肥前国風土記』神崎郡琴木岡条の記事から;蘇民将来伝承考―『備後国風土記』逸文の形成);4 資料(「風土記」研究史年表;「風土記」地名起源一覧;「風土記」地理比定一覧;「風土記」字音仮名索引;「風土記」類話・類型一覧)
ISBN(13)、ISBN 978-4-305-60167-4   4-305-60167-2
書誌番号 1109059699

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所蔵館 所蔵場所 別置 請求記号 資料区分 状態 取扱 資料コード
中央 書庫 913.2/55 一般書 貸出中 - 2043284501 iLisvirtual