ゲーテと近代の悪魔的速度 --
マンフレート・オステン /著, 石原あえか /訳   -- 慶応義塾大学出版会 -- 2009.9 -- 20cm -- 155p

資料詳細

タイトル ファウストとホムンクルス
副書名 ゲーテと近代の悪魔的速度
著者名等 マンフレート・オステン /著, 石原あえか /訳  
出版 慶応義塾大学出版会 2009.9
大きさ等 20cm 155p
分類 940.28
個人件名 ゲーテ,ヨハン・ヴォルフガング・フォン
注記 Alles veloziferisch./の翻訳
著者紹介 【オステン】1938年旧東独メクレンブルク州生まれ。52年ドイツ連邦共和国へ亡命。69年ドイツ外務省入省。86~92年東京ドイツ大使館で文化・領事部長。1993年日本政府から旭日賞受章。アレクサンダー・フォン・フンボルト財団前事務総長。批評家。元外交官、法律家。
内容紹介 「ファウスト」に登場する人造人間・ホムンクルスに、ゲーテは一体どのような意味を込めたのか。ファウストなど後期3作品を解読し、近代の悪魔的速度や暴力性に眼差しを向けたゲーテの思想の真髄を明らかにする。
要旨 ゲーテ、不朽の名作『ファウスト』。その第2部に登場する人造人間ホムンクルスは、フラスコの中の人工生命体という「不完全」な形でこの世に産み落とされた。「完全」な人間になることを願って彷徨うホムンクルスの姿に、ゲーテは一体、どのような意味を込めたのか。近代自然科学の発展にともない、神や神学支配からの解放が徐々に進んでいくなかで、ゲーテは自然科学の発展を評価し、自らも貢献したが、一方で、彼は自然の悪用に対して強い危惧を抱いてもいた。本書では、ゲーテ畢生の大作『ファウスト』等、後期3作品を解読し、近代の「悪魔的速度」や、人間の理性に潜む野蛮さ、暴力性に鋭い眼差しを向けたゲーテの思想の真髄をあきらかにする。
目次 序章 もしくはベルリン嫌いのゲーテ;第1章 「すべては悪魔的速度で」ファウストと加速化の時代;第2章 ホムンクルス あるいはスピードダウンする時間;第3章 オッティーリエ「悪魔的速度」の拒否;第4章 時間の停戦 ゲーテは預言者だったのか?;マックス・ベックマン画『ホムンクルス』―ゲーテの超人類
ISBN(13)、ISBN 978-4-7664-1669-5   4-7664-1669-4
書誌番号 1109067137

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