フロイトとユング,スターリンとヒトラーのはざまで --
ザビーネ・リッヒェベッヒャー /〔著〕, 田中ひかる /訳   -- 岩波書店 -- 2009.10 -- 20cm -- 396,67p

資料詳細

タイトル ザビーナ・シュピールラインの悲劇
副書名 フロイトとユング,スターリンとヒトラーのはざまで
著者名等 ザビーネ・リッヒェベッヒャー /〔著〕, 田中ひかる /訳  
出版 岩波書店 2009.10
大きさ等 20cm 396,67p
分類 289.3
個人件名 シュピールライン,ザビーナ
注記 Sabina Spielrein./の翻訳
注記 年表あり
著者紹介 【リッヒェベッヒャー】デュッセルドルフ生まれ。社会学者、精神分析家、著述家。スイス在住。
内容紹介 若きユングの最初の患者にして恋人、後にフロイトにも評価される先駆的な業績を残したシュピールライン。だが、母国ロシアで家族は粛清され、自らもドイツ軍に虐殺される。その知られざる生涯と学問を紹介する力作。
要旨 若きユングの最初の患者にして恋人、後に独創的な精神分析家としてフロイトからも高く評価されたザビーナ・シュピールライン。しかし母国ロシアに戻った彼女を待っていたのは、スターリン時代の粛清により弟三人を銃殺され、自らもドイツ軍に娘二人とともに虐殺されるという残酷な運命だった。スキャンダルの当事者という歪曲された烙印を押されたまま、先駆的な業績とともに歴史の闇に葬られていた彼女の生涯を、膨大な史料と各国にわたる調査により丹念に跡付けた画期的な力作。
目次 第1部 ロシアでの幼年時代(父親の生い立ち―農民の息子から大商人へ;母親の生い立ち―帝政ロシアで初めて大学に入学した女性の一人;ロストフ・ナ・ドヌーでの幼年時代;ロストフのエカテリーナ・ギムナジウムにて);第2部 スイス時代―1904~1911年(神経症の時代;約束の地;ブルクヘルツリ精神病院;ユングの治療とザビーナの転移;友人の女性たち;チューリヒのロシア人女子学生たち;ザビーナの孤独;ユングからフロイトへの報告;医学博士の試験に合格する);第3部 ミュンヒェン‐ウィーン‐ロストフ‐ベルリン―一九一一~一九一四年(論文「生成の原因としての破壊」;ウィーンでフロイトに師事する;ロストフでの結婚;ベルリン時代―一九一二-一九一四年);第4部 二度目のスイス滞在―一九一四~一九二三年(ローザンヌ―『風』;ジュネーヴの精神分析家;東か西か?);第5部 ソ連の実験室―一九二三~一九四二年(「マシニザーツィヤ」―新しい人間への夢;ロシアを覆う闇;ザビーナ・シュピールラインの死)
ISBN(13)、ISBN 978-4-00-023028-5   4-00-023028-X
書誌番号 1109081454
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1109081454

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