ある野人の記録 -- 新版 --
大鹿卓 /著   -- 新泉社 -- 2009.12 -- 20cm -- 397p

資料詳細

タイトル 谷中村事件
副書名 ある野人の記録 田中正造伝
版情報 新版
著者名等 大鹿卓 /著  
出版 新泉社 2009.12
大きさ等 20cm 397p
分類 913.6
個人件名 田中正造小説
注記 年譜あり
著者紹介 1898年愛知県生まれ。京都帝国大学経済学部中退。1922年東京府立第八高女の化学教師になる。24年兄の金子光晴らとともに雑誌「風景画」を創刊。33年太宰治らと同人誌「海豹」を発刊。39年尾崎士郎らと「文芸日本」を創刊。42年新潮賞受賞。59年没。
内容紹介 天皇への直訴後、田中正造は鉱毒・水害対策の名目で遊水池にされる谷中村に移り住んだ。行政による強制破壊への策謀とたび重なる洪水の中、村の復活を信じる正造と残留農民のぎりぎりの抵抗と生活を描いた名作。
要旨 「田中正造が谷中村に身を投じたのは、明治三十七年七月三十日のことで、老齢六十四歳であった。この日から、農民と起臥をともにし、農民の困苦を困苦とする新しい境涯がはじまった。」―足尾銅山鉱毒問題の天皇への直訴後、田中正造は鉱毒・水害対策の名目で遊水地にされる谷中村に移り住んだ。行政による強制破壊への策謀とたび重なる洪水の中で、村の復活を信じる正造と残留農民のぎりぎりの抵抗と生活を描き切った名作。
目次 正造谷中村に入る;東京の同情者;谷中村事件の発端;村の幹部派と正義派;正造白仁知事に説く;利島村石井清蔵の知事謀殺未遂疑獄;買収反対の講説会;風呂場の述懐;村民堤防修築費に悩む;川辺利島義捐人夫の来援;修築工事の竣工;正義派から脱落者の続出;土木吏たちの出没;平民社の人々;森の中の買収対策相談会;総代陳情に上京す;東京の焼打事件;左部の疾走;知事官邸の密談;集団移住はじまる;那須野の移住民;島田宅に於ける正造と木下の対話;哀れな凱旋勇士;相つぐ移住と人心の動揺;正造、急水留工事に奔走;廃村の諮問案を否決す;急水留工事の破壊命令;正造と村の子供たち;新紀元社の講演〔ほか〕
ISBN(13)、ISBN 978-4-7877-0914-1   4-7877-0914-3
書誌番号 1109086524

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所蔵館 所蔵場所 別置 請求記号 資料区分 状態 取扱 資料コード
中央 書庫 913.6/25674 一般書 利用可 - 2043771690 iLisvirtual