非日常性の定位構造 -- 《思想・多島海》シリーズ --
前野佳彦 /著   -- 法政大学出版局 -- 2009.11 -- 20cm -- 304,8p

資料詳細

タイトル 事件の現象学 1
各巻タイトル 非日常性の定位構造
シリーズ名 《思想・多島海》シリーズ
著者名等 前野佳彦 /著  
出版 法政大学出版局 2009.11
大きさ等 20cm 304,8p
分類 361.78
件名 都市
注記 文献あり 索引あり
著者紹介 1953年福岡県生まれ。74年東京大学法学部中退。79年同大学院人文科学研究科修士課程修了。80~84年シュトゥットガルト大学・ロンドン大学付属ワークブルク研究所に留学。現在、文化記号塾主宰。
内容紹介 日常性を求めて昼の生活圏を歩いた散歩人は、宵闇にまぎれ、流通の豊饒なる夜と溶融する時、事件蒐集家たる遊歩者へと変容する。都市の豊饒のその普遍的な闇から、「運命」「因縁」「天命」の夢が紡がれてゆく…。
要旨 都市には、昼の顔と夜の顔がある。都市に生きる直立歩行人にも、昼の歩行と夜の歩行がある。昼の生活圏を歩いた散歩人は、宵闇にまぎれ、“流通”の豊饒なる夜と溶融するとき、事件蒐集家たる“遊歩者”へと変容する。夜の都市は事件‐空間として、その豊饒に陶酔し、「来て‐寄って‐去る」遊歩者の都市的実存の偶有性と共振する。彼が遭遇し判断する“事件”の現象学が、非日常性の歩行に内在する、都市住民の本源的自由を照らし出す。遠大なる記号論的都市文明論―『散歩の文化学』姉妹編。
目次 “事件”とは何か;第1部 “事件”の儀礼的祖型(“事件”判断の類型学;“歳時記”システムによる都市的偶有性の規範時空化;“事件”と平安物語;“事件”主体としての物の怪);第2部 古代的定位類型への遡行(“事件”と運命;ポリス的実存の根源―“集住”によるタブラ・ラサ化;“集住”と“遺棄”―悲劇の原風景;“運命”的主体の系譜);都市的定位の原風景としての“遊歩的覚醒”
ISBN(13)、ISBN 978-4-588-10016-1   4-588-10016-5
書誌番号 1109086543
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1109086543

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