精神の自由への軌跡 --
保苅瑞穂 /著   -- 岩波書店 -- 2009.11 -- 20cm -- 471p

資料詳細

タイトル ヴォルテールの世紀
副書名 精神の自由への軌跡
著者名等 保苅瑞穂 /著  
出版 岩波書店 2009.11
大きさ等 20cm 471p
分類 135.3
個人件名 ヴォルテール
注記 文献あり 年譜あり
著者紹介 1937年生まれ。61年東京大学文学部卒。68年東京大学大学院人文科学研究科博士課程中途退学。東京大学教養学部教授、獨協大学外国語学部教授などを歴任。専門:フランス文学。著書「プルースト・印象と隠喩」など。
内容紹介 パリを追放され、ベルリンの宮廷に招聘されたヴォルテールがプロシアを離れて以降の後半生を、膨大な書簡を渉猟しながら克明に描く。激しくも伸びやかなる「精神」、18世紀に燦然と輝く「自由」への軌跡がここに。
要旨 「考える自由は人間の生命です」―絶対王政が崩壊に向かい、革命への予感が兆す一八世紀フランスにあって、ヴォルテールと名乗った男は、そう記した。生涯にわたって文化的に、そして政治的に巨大な存在であり続けたヴォルテールは、古代から同時代に至る文学・思想・芸術の圧倒的な教養を背景に、宗教権力や盲信と闘い、農奴解放のために奔走し、ついにはフランスの僻地フェルネーに共同体を建設する。彼を「ヴォルテール」たらしめたもの、それは「人間の生命」である精神の自由にほかならなかった。本書は、パリを追放され、ベルリンの宮廷に招聘されたヴォルテールがプロシアを離れて以降の後半生を、一万数千通に及ぶ書簡を渉猟しながら克明に描き出す。そこに刻まれた激しくも伸びやかな軌跡は、この世紀のヨーロッパが生み出しえた最良の精神を今日に甦らせる。
目次 序にかえて―ヴォルテールの晩年が始まるまで;1 彷徨―祖国を追われて;2 隠棲―ジュネーヴ、交友と反目;3 戦闘―「醜類を踏みつぶせ」;4 父娘―コルネイユ嬢を養女に迎えて;5 寛容―狂信と嵐とカラス事件;6 訣別―ルソーとの確執;7 饗宴―金時計と絹の靴下;8 彫像―生きている長老を称えて;9 解放―革命への序曲;10 帰還―凱旋、栄光、そして死
ISBN(13)、ISBN 978-4-00-022210-5   4-00-022210-4
書誌番号 1109087084

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